深田久弥さんの
日本百名山より
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大岳に登ったら、
帰りはぜひ反対側の井戸岳を経て毛無岱に下ることをお勧めしたい。
これほど美しい高原は滅多にない。
豪華な絨毯を敷いたようなその原には、可憐な沼が幾つも点在し、
その脇には形のいい匐松が枝を広げている。
周囲には丈の低いアオモリトドマツが風情を添え、
その結構な布置といい、背景の効果といい、
まことに神の工(たくみ)を尽した名園のおもむきがある。
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この日の八甲田大岳の山頂は
風は気にならず
雨も降っていませんが
気温6.8℃
寒いので雨具を着ています。
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今は山の形すら判りませんが、
晴れていれば
津軽平野の向こうに
太平洋と日本海がつながって
見えたかもしれません。
登った記念の写真を撮ったら
次の目的地に向かいます。
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登って来た道の反対側=北
井戸岳に向かって
笹に囲まれた急坂を下ると
すぐに
ログハウス風の
大岳鞍部避難小屋があります。
八甲田大岳の山頂はまだ雲の中です。
長めの小休止の後
再び
笹と背の低いアオモリトドマツに囲まれた道を
酸ヶ湯温泉へ下っていくと
だんだんすれ違う人が増えています。
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ここからは
カメラをα6000に切り替えました。
少しですが、青空も見え始め
木道が現れると上毛無岱です。
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北は
ロープウェー山頂駅のある田茂萢岳
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上毛無岱の真ん中にある
展望所デッキから振り返ると
八甲田山のいくつかの峰が
奥ゆかしく頭を隠して並んでいました。
一番右が大岳です。
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また少し樹林帯を進むと
木製の階段となり
不快ではない渋滞が始まりました。
そして
いつかテレビで見た
下毛無岱が見えてきました。
皆さん
何度も写真を撮っています。
もちろん私も。
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下毛無岱の展望所デッキまで進み
振り返ると
これもいつかテレビで見た風景です。
たまたま歩いている人が写っていますが
拡大しても誰だかわからないと思います。
申し訳ありませんが、
誰もいないときはないので
ご理解ください。
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花の百名山によれば、ここは
夏にはキンコウカの花で
黄色に染まるそうです。
快晴時の午後3~4時がベストだとか。
また来れるとうれしいのですが。
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再び樹林帯に入ると
この日初めて
本格的な雨が降ってきました。
八甲田の天気は
目まぐるしく変わります。
30分ほどで
酸ヶ湯温泉と駐車場が見えてきました。
大岳山頂から2:30かかりました。
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この日の歩数
12,159歩
いつもと違うところに入れていたので
いままでとの比較はできません。
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酸ヶ湯温泉で汗を流してから
再び長いバス旅が始まりました。
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今回は
ナナカマドの紅葉には
ほんの数日、遅かったようです。
毛無岱では少し晴れ間もあり、
深田久弥さんの言う
神の工(たくみ)を尽くした名園を
堪能しました。
end
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