深田久弥さんの
日本百名山より
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その頂上からの放射線状の展望は、天下一品である。
どちらを眺めても、眼の下には豊かな裾が広がり、
その果を限ってすべての山々が見渡せる。
すべての山々?誇張ではない。本州中部で、
この頂上から見落とされる山は殆どないと言っていい。
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地蔵の頭で立ち止まり
見渡す限りの山々を収めた写真を
ご覧ください。
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北側・八ヶ岳の山並み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/20/12ddd8532be2f037e9263808e57ff1f4.jpg)
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北西の北アルプスの山並み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a5/3ea7df4748552a0a46fc73e52bfe9bda.jpg)
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少しズームで寄ってみます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/6f/c0c31fd2e93a50c22328b9094a9b1156.jpg)
(山名が左に少しズレています)
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西北西に、白山の名がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/20/1a3189adf90f91441db235546c3672b5.jpg)
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北北東の浅間山は
残念ながら雲の中です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/7f/8f3990aee89dd76e89006677d99889d1.jpg)
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東南東には秩父の山々
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/40/7520dbdd4104a05b70c0da248a7804b8.jpg)
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南には雲海にそびえる富士山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ab/048ffe14ed5650d95932f142aaddb051.jpg)
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南西にある
中央・南アルプスは
赤岳や阿弥陀岳の陰になり
残念ながら
ここからは見えませんが
大満足のパノラマです。
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地蔵の頭で撮った写真に満足し
足元の花を愛でて
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チシマギキョウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/7c/060190d4b46384224835bf83a334c14f.jpg)
(花が閉じていてイワギキョウと判別不能)
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イワツメクサ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/1c/d6e689172c35bcaadcaf6246901a4ea8.jpg)
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チングルマ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/88/3f52ed67dc4e0089668913306b2ddc70.jpg)
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タカネヒゴタイ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/8a/ea509693dc97058c950c47b5cbfafcd2.jpg)
キク科の多年草
本州の八ヶ岳や南アルプスに分布する
シラネ…ヤハズ…ミヤマ…など近似種が多い
ヒゴタイは中国原産のキク科の多年草で
瑠璃色の球状の花を咲かせる
熊本県の産山村(ウブヤマムラ)の村花になっている
産山村からは九重山や阿蘇山が
よく見えるそうです
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すぐ近くに見える
赤岳展望荘に向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/dd/de51d2e7fbf9976c68d51e692d7228f3.jpg)
少し雲がかかりましたが
2段になった急坂があります。
先ずは九十九折りの道を
石に足を取られながら
ゆっくり上り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/6e/1c4abad246f31cebe272259dd26bd63a.jpg)
その上は更に急になって
チェーンが付いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a1/bb4948d8deb03c04700d3fe029e75b63.jpg)
ここの下りは滑りそうで
尻もちをつきながら
降りていく人もいました。
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最後の坂は
目的地が見えているので
楽な気持ちで登れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/b6/0cb5a8a37bf3a2b290551a7681b8ca54.jpg)
鞍部を拡大
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/be/1e115babd822ef9a8f0b01748d30546e.jpg)
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赤岳頂上山荘に到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/6d/9e04148e50510913de9770ba2e640832.jpg)
こんな山の上に
よくも山小屋を建てたものです。
天気が荒れると
居心地はどんなもんでしょう?
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赤岳山頂は
もう少し先でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ee/276e2b1bdddba054a0be386da467a8e5.jpg)
団体さんが戻ってくるのを待って
赤岳登頂です。
地蔵の頭から45分かかりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/08/7c3c859b25a12c5ea665cd1e1017c8ec.jpg)
正面奥(西)に、御嶽山
少し右に、乗鞍岳
左に、中央アルプスの山並み
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振り返れば
南八ヶ岳の岩尾根と
行者小屋を包む深い森
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/66/64995be8e6482bbb97a89956ca6006f2.jpg)
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深田久弥さんの
日本百名山より
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そのうち、
阿弥陀岳、赤岳、横岳あたりが中枢で、いずれも二千八百米を抜いている。
二千八百米という標高は、富士山と日本アルプス以外には、ここしかない。
わが国では貴重な高さである。
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つづく
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