山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

北沢峠~仙水峠☆甲斐駒ヶ岳@日本百名山№67

2024-08-19 | 67甲斐駒ヶ岳(夏)
こもれび山荘の朝食は
チェックインの時に時間を選べます。
4時、4時半、5時半の3回です。
私は空が明るくなってから
出発するつもりだったので
4時半を選びましたが
ほとんどの方が4時だったようです。
おかげで、テーブルが空いていて
慌てずに食べられました。
きのうの小屋の管理人さんの話で
気が変わり
仙水峠を目指すことにしました。
小屋では携帯の電波が届かず
YAMAPのルートは
変えられませんでした。
今までも多少のルート変更は
自動でカバーしてくれたので
大丈夫でしょう。
ライトなしで歩ける明るさになり
長衛小屋方向に4:45出発します。

気温は20℃。
同じ方向に向かう人はいませんでしたが
すれ違う人が数組いました。
テント場からの人だと思います。

テント場はテントの花が満開です。

こもれび山荘から10分で
長衛小屋の前も朝の賑わいです。

ここから沢沿いの森に囲まれた道です。
早朝は暗いので、いつも
カメラがぶれていましたが
今回はスポーツモードで撮ってみました。

行動記録としてなら
まあまあですね。
北沢の左岸を10分ほどで
丸太橋があり、右岸へ移動します。

ここで初めて先行者に会いました。
5分ほど右岸をさかのぼると
ロープ付いた5mの段差があり

沢路なのにロープの岩場は珍しいですね
と先行者に声をかけると
「楽しいですね」と変化球の答えが返ってきました。

再び、丸太橋を渡り左岸に出ると
仙水小屋に到着です。

北沢峠から40分は標準タイムです。
小屋の前に数名の登山者がいたので
仙水小屋で宿泊したのかと思っていたら
こもれび山荘で見た人たちでした。
水の補給をしていたようです。
この先に水場はありません。
私は休まずに進みます。
テント場のテント2張を右に見て
ガイドブックに書いてあった
シラベの樹林帯に入ります。

(シラベとはシラビソの別名)
それも長く続くことはなく
ゴーロ帯が見えてきました。


ゴーロ帯と樹林帯に挟まれて
道がつけられ、ちょうど
正面から朝日が入ってきました。


ただでさえ歩きにくいゴーロ帯を
まぶしくて前が見えない状態で進むので
ゆっくりと進みます。

白い岩山が見えてきました。
摩利支天の岸壁です。



北沢峠から1:10で
仙水峠に到着です。

気温は19℃と変化はありません。
標準タイムより少しだけ早く着きました。
写真を撮って小休止していると
ここまでに追い抜いた人たちが
追いついてきました。
その中で
このコースを登った経験のある人が
この先も樹林帯が続きますと
仲間に話していたので
少しがっかりです。
南には、鳳凰山のオベリスクも
シルエットになって見えています。

つづく


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