1999年のバブル崩壊を防ぐため、広末涼子の演じる真弓が
タイムマシンで17年前の日本へ飛ぶ というコメディです。
ドラム式洗濯機の 開発をしている途中、偶然に洗濯機がタイムマシンに
なってしまうという かなりハチャメチャな設定です。 (^^;)
前半のストーリー展開は 真弓の目的のための 行動が弱くて〔*注〕、
やや かったるい感じがしましたが、
〔*注:シナリオ用語で、「貫通行動」 「超目標」 といいます。 (^^;) 〕
バブル真っ盛りの17年前と 現在とのギャップに 驚く人物達の、
ドタバタを面白く観られます。
バブルに浮かれていた 当時の人たちの姿が描かれますが、
σ (^^;)個人的には いつでもビンボーなので、
17年前も今も 経済状況は変わりません。 (^^;)
真弓は 大蔵省の下川路(阿部寛)と 絡み合いながら、
次第に超目標へと 向かっていきます。
意外な事実も発覚して 一興です。
(それにしても 阿部寛は、若い時はかっこいいだけで なんの芸もありませんでしたが、
今は実力を備えた 渋い存在感のある 役者になりましたね。)
山場のアクションは ちょっと無理がある所もありましたが、これはご愛嬌。
落ちもしゃれていて 満足できました。
タイムマシン物では 理屈的に絶対 矛盾が出てくるんですが、
それには目をつぶります。
好調な日本映画の 一角に位置する作品でしょう。