「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「幸せのちから」

2007年02月08日 12時10分17秒 | 映画
 
 ウィル=スミス主演の 実話を元にした作品です。

 骨密度測定器を売るクリスは 事業に失敗し、

 妻に逃げられ、アパートも追い出されてしまいます。

 幼い息子を抱えて、一流証券会社への就職に 挑戦することになりました。

 しかし、採用されるのは 20人のエリートの中から たった一人、

 しかも 半年間の研修期間は無給という 過酷な条件なのです。

 現代版 「自転車泥棒」 (1948年・伊) と評する レビューがありましたが、

 まさに どん底で奮闘する ペーソスも感じさせました。

 僕には子供はいませんが、守るべきものがあると 人間は本当に強くなれるのですね。

 クリスの息子を ウィル=スミスの実の息子が演じ、

 とても自然で 達者な芝居を見せていました。

 将来期待の役者ではないでしょうか。

 
 ストーリーは、こんな偶然のハプニングばかり起こるか

 と思ってしまう所もあるのですが、

 ラストシーンの演出と ウィル=スミスの抑制しきった演技が、

 深い感動を呼び起こします。

 終わり良ければ 全て良し、 と感じてしまった映画でした。
 
コメント
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