ウィル=スミス主演の 実話を元にした作品です。
骨密度測定器を売るクリスは 事業に失敗し、
妻に逃げられ、アパートも追い出されてしまいます。
幼い息子を抱えて、一流証券会社への就職に 挑戦することになりました。
しかし、採用されるのは 20人のエリートの中から たった一人、
しかも 半年間の研修期間は無給という 過酷な条件なのです。
現代版 「自転車泥棒」 (1948年・伊) と評する レビューがありましたが、
まさに どん底で奮闘する ペーソスも感じさせました。
僕には子供はいませんが、守るべきものがあると 人間は本当に強くなれるのですね。
クリスの息子を ウィル=スミスの実の息子が演じ、
とても自然で 達者な芝居を見せていました。
将来期待の役者ではないでしょうか。
ストーリーは、こんな偶然のハプニングばかり起こるか
と思ってしまう所もあるのですが、
ラストシーンの演出と ウィル=スミスの抑制しきった演技が、
深い感動を呼び起こします。
終わり良ければ 全て良し、 と感じてしまった映画でした。