「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

刑事と取り調べ室にσ (^^;)

2007年02月12日 23時16分18秒 | 「境界に生きた心子」
 
 実は僕は、警察の取り調べ室で 刑事さんと差しで 話したことがあります。

 心子が ホテルの最上階から 宙に舞った翌日、

 所轄の警察に連絡をして 事情を聞かせてもらえないか お願いをしました。

 心子の死亡が 事故か事件かの 捜査をした刑事さんが、

 詳しい話をするから 署まで来ないかと言ってくれました。

 その日 僕は葬儀に参列する前に、所轄署へ足を運んだのです。

 そして 通されたのが 取り調べ室でした。 (^^;)

 捜査は 現場で調べる刑事と 署で連絡が入るのを待つ刑事と 二人組で行なうそうで、

 応対してくれたのは 署で控えていた刑事さんです。

 現場へ行った刑事さんは いかつくて恐そうな人でしたが、

 話をしてくれたのは 優しそうな 人情刑事さん風でした。

 刑事さんは事のあらましを 説明してくれ、ちょっと 生々しい話もありましたが。

 心子の持ち物から 精神科の診察券が出てきたので 病院に連絡を取ったこと、

 遺書があったこと、ホテルでは 不審な人物の出入りはなかったこと、

 総合的に見て、事件ではなく 事故という結論だった ということでした。

 まぁ、僕としては 最初から事件であるはずはないと 分かっていたわけですが。

 ところで、後になって ふと思ったのですが、

 刑事さんは 僕を署に呼んだとき、僕に説明を してくれるというよりも、

 僕も “関係者” として一応 話を聞いておこうと、

 本当に 「取り調べ」 を したのではなかったのかと…… (^^;)。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする