「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

理解される表現 3 (パワーツール〈5〉) --ランディ・クリーガー氏講演会 (11)

2008年10月14日 22時51分44秒 | ボーダーに関して
 
(前の記事からの続き)

・目的を持って コミュニケーションをする

 落ち着いて 相手の話を聞き、 話し合おうという目的

 思ったことを そのまま口にする前に、

 BPDの人や自分に 何が起きているかを整理する

 まず自分の頭の中で 自分と会話して、 どう話せばいいか 自分に言い聞かせる

 状況を俯瞰的に見て、 自問自答する

 「 私はここで 何をしようとしている? 」

 目的は 一旦話を止めること. 怒りを和らげること. BPDを理解すること

 BPDの人が 理解された気持ちにすること


・話を先に延ばす. 気をそらす.

 気持ちを鎮める表現をする. 協力できる雰囲気を作る

 BPDの人は衝動的なので、 先に延ばすのは 意味がある

 理屈で説得しようとしない. 討論するのではなく 時間を置く

  ex.コーヒーを入れる. トイレに行く. 一服する

 目の前の問題を解決すれば 大きな問題にはならない

 相手を治める -- 目的を持った コミュニケーション

 「言いたいことは分かる. でも 私の言いたいのはこう」

 言葉の調子, 態度が大切

 非言語的なものは コミュニケーションの93%を占める

 言葉にするより簡単

 顔をゆるめる, 前かがみになって 興味を示す (猫背にならないよう)

 身体的接触は一番いい. 時計を見たり、 足を鳴らしたりしない

・コミュニケーションを 取らないほうがいいときもある. それを見分ける

(次の記事に続く)
 
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