○ 受け入れる練習をしましょう
・ 物事は今あるがままであり、
コントロールできることでも、 治せることでもないのです。
それは皆さんのせいではありません。
・ 皆さんは現在に生きています。
過去の悪いことに思いを巡らし、 誰かを責めたりしないでください。
・ 最悪なことを受け入れれば、 あとは上がっていくしかありません。
小さなことから 物事を受け入れていきましょう。
ある女性は いつもいらいらして不機嫌でしたが、 考え方を変えることにしました。
悪いことしか起こらないと 想定することにしたのです。
すると、 小さなことで 素直に喜べるようになりました。
できごとが苦痛をもたらすのではなく、
できごとに対する解釈が 苦痛をもたらすのです。
考え方は、 自分の感情に 計り知れない影響を与えており、
問題自体とは別のものなのです。
○ 笑い、 この最良の薬
微笑んだり笑ったりすれば、 エンドルフィン (モルヒネに似た物質) が作られ、
痛みが和らぎ、 体はリラックスします。
ex. なぜ私たちは親をやっていけるのでしょう?
「私たちがいなければ、 メンタルヘルス業界は不景気になってしまうわ」
「このロックンロールがやめられないんだ」
家族の人たちは仲間内で、
緊張をほぐしたり、 怒りを鎮めたり、 問題に対処するために ユーモアを使います。
ユーモアは絆を深めたり、 病気の話をするうえで有効です。
ユーモアで 敵意を減らすこともできます。
ただ、 慎重に使いましょう。
皮肉に聞こえたり、 裏目に出てしまうこともあります。
〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」(星和書店)
〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉より〕