「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

決断するのを避けること

2015年08月20日 18時14分06秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
※ アクション・ステップ 43
 
 以下のものは、 一部のnon-BPが 待ち続ける理由として挙げられるものです。
 
 似ていると感じたら、 ○を付けて、 ノートに 自分の考えを記入してください。
 
_ 「私には子供がいるのです」
 
  父親のnon-BPは、 子供の養育権が 母親に行きやすいということを、
 
  別れないための言い訳に使います。
 
  以下のような場合でも。
 
・ 法律や手続を知らない
 
・ 望むものを如何に手に入れるかを 学ばない
 
・ 離婚が子供に及ぼす影響は、 虐待の影響より悪いと 信じようとする
 
_ 「私はパートナーが良くなるのを 待っています」
 
  BPが否認したり、 積極的にセラピーを受けていないとしたら、
 
  これ以上よい状態にはならない という事実を、 受け入れていないということです。
 
_ 「私はひとりになりたくありません」
 
  これをあなたが恐れているとしたら、
 
  パートナーから何を得ているか 自問自答してください。
 
  ひとりになって得られるものを、 ノートに書き留めてください。
 
_ 「もしパートナーががんなら、 去ることはないでしょう。
 
  BPDだからといって、 なぜ去ることができるでしょう」
 
  BPが治療を受けていないなら、 これは見当外れな比喩です。
 
  がんは伝染しませんが、 ボーダー的思考と行動は伝染します。
 
  がんのパートナーは 治療のため一緒に努力するでしょうが、
 
  高機能BPは あらゆる非難をnon-BPに押しつけ、 がんのように扱います。
 
_ 「他に誰も 私を望まないでしょう」
 
  これは 現在の関係を今、 断つ必要があるという 確かなサインです。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 [星和書店の許可の上掲載]