BPが、 自分ではなく他の人が 問題を抱えていると 思い込んでいたら、
注意しましょう。
これに 下手なセラピストが組み合わさると、 致命的です。
良い臨床家は、 過去の問題と、 現在変えなければならないことの、
バランスをうまく取ります。
パートナーが望むなら、 BPDの経験豊かな 精神科医の治療を受けましょう。
○ BPの見捨てられ恐怖が発動するとき
あなたが関係を断とうとしても、 BPはあなたを引き戻そうとするでしょう。
これを 掃除機に吸引されることに例えて、 「フーバリング」 と名づけます。
BPが変わると約束し、 あなたが屈伏したら、
BPは、 現実の行動ではなく 行動の約束で、
あなたを操作できると 知ることになります。
あなたは出ていくと言い、 また吸い戻されるという
果てしない循環にはまってしまいます。
※ アクション・ステップ 44
あの大きな吸い込み音を消しましょう
以下は、
「フーバーされる」 (引き戻される) ことに 立ち向かうためのアイデアです。
気に入ったものに○をし、 引き戻されるそうな場合の 計画を立ててください。
_ 「記録」。 あなたが傷ついた 全てのことを書き出しましょう。
_ 「意見を知らしめる」 試みが 失敗するたびに、 自分の視点を書き留めましょう。
_ 「普通の」 人々と交際します。 そしてBPと対比してみましょう。
_ BPに会う前の 写真に目を通し、 どんなに幸せそうだったか、 見てください。
_ BPに関して、 BPDと無関係の 嫌なことは何がありますか?
病気だという理由で、 BPへの 「憐れみのレンズ」 を捨てることです。
_ 「共依存」 と 「依存的な関係」 に 関する本を読み込んでください。
自分のどのような感情パターンが、 非相互的な関係に駆り立てるか、
真剣に考えてください。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
[星和書店の許可の上掲載]