「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

味覚 / 触覚を用いて 自分を落ち着かせる

2016年04月08日 20時30分24秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
◎味覚を用いて 自分を落ち着かせる
 
 味覚も、 記憶や気持ちを呼び起こします。
 
 しかし、 過食, 嘔吐, アレルギーなどがある場合は、
 
 専門のカウンセラーに相談してください。
 
 気分を害したりするときは、 他の感覚を用いて落ち着きましょう。
 
□ お気に入りの食事を楽しむ。
 
  ゆっくりと食べ、 どんな味がするか楽しみましょう。
 
□ スイーツなど、 心が和む食べ物を食べる。
 
□ 心が和むものを飲む。
 
  ゆっくりと飲み、 味を楽しみましょう。
 
□ 氷やアイスキャンディーをなめる。
 
  暖かいときに試し、 口の中で溶ける味を 楽しみましょう。
 
□ みずみずしい新鮮な果物を ゆっくりと食べる。
 
□ その他のアイデア ____________________________
 
 
◎触覚を用いて 自分を落ち着かせる
 
 私たちは服や椅子など、 常に何かに触れています。
 
 皮膚は、 脳に感覚を伝える神経で 完全に覆われています。
 
□ 布切れなど、 ポケットの中で触れる 柔らかい感触のものを持ち歩く。
 
□ 熱い, または 冷たいシャワーを浴び、 皮膚に水が伝わっていく 感覚を楽しむ。
 
□ 暖かい泡風呂などに入り、 泡やお湯が 皮膚に当たる感触を楽しむ。
 
□ マッサージをしてもらう。
 
  身体的, 性的虐待に遭った人の多くは、 誰にも触れられたくないものです。
 
  でも 服を脱がなくてもよい マッサージもあります。
 
□ 自分でマッサージをする。
 
  痛んだ筋肉を揉んであげると、 とても気持ちいいものです。
 
□ ペットと遊ぶ。
 
  ペットを飼っている人は、 血圧, コレステロール値, 心臓病のリスクが低く、
 
  全般的に健康面が向上しています。
 
  動物の毛や皮膚を撫でるのは、 心地よい感触を与えてくれます。
 
  友人のペットなどでも構いません。
 
□ 心地よい服を着る。
 
□ その他のアイデア ____________________________
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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