◎味覚を用いて 自分を落ち着かせる
味覚も、 記憶や気持ちを呼び起こします。
しかし、 過食, 嘔吐, アレルギーなどがある場合は、
専門のカウンセラーに相談してください。
気分を害したりするときは、 他の感覚を用いて落ち着きましょう。
□ お気に入りの食事を楽しむ。
ゆっくりと食べ、 どんな味がするか楽しみましょう。
□ スイーツなど、 心が和む食べ物を食べる。
□ 心が和むものを飲む。
ゆっくりと飲み、 味を楽しみましょう。
□ 氷やアイスキャンディーをなめる。
暖かいときに試し、 口の中で溶ける味を 楽しみましょう。
□ みずみずしい新鮮な果物を ゆっくりと食べる。
□ その他のアイデア ____________________________
◎触覚を用いて 自分を落ち着かせる
私たちは服や椅子など、 常に何かに触れています。
皮膚は、 脳に感覚を伝える神経で 完全に覆われています。
□ 布切れなど、 ポケットの中で触れる 柔らかい感触のものを持ち歩く。
□ 熱い, または 冷たいシャワーを浴び、 皮膚に水が伝わっていく 感覚を楽しむ。
□ 暖かい泡風呂などに入り、 泡やお湯が 皮膚に当たる感触を楽しむ。
□ マッサージをしてもらう。
身体的, 性的虐待に遭った人の多くは、 誰にも触れられたくないものです。
でも 服を脱がなくてもよい マッサージもあります。
□ 自分でマッサージをする。
痛んだ筋肉を揉んであげると、 とても気持ちいいものです。
□ ペットと遊ぶ。
ペットを飼っている人は、 血圧, コレステロール値, 心臓病のリスクが低く、
全般的に健康面が向上しています。
動物の毛や皮膚を撫でるのは、 心地よい感触を与えてくれます。
友人のペットなどでも構いません。
□ 心地よい服を着る。
□ その他のアイデア ____________________________
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]