お気に入りのコーピング思考を カードや付箋に 5つ書いてください。
それを持ち歩くか、 目につく場所に貼っておきましょう。
見れば見るほど、 自然にコーピング思考ができるようになります。
次のワークシートを用いて、
コーピング思考を使うような ストレスの多い状況を 記録してください。
その状況が起きたら すぐ記録しましょう。
コーピング思考を より頻繁に思い出すことになります。
■ コーピング思考を使うワークシート (例)
1. 辛い状況:
上司に怒られた
コーピング思考:
ひどい状況だが、 一時的なものに過ぎない
2. 辛い状況:
友人が来る前に 庭仕事が終わらなかった。 素敵な庭を見せたかったのに。
コーピング思考:
がっかりだが対処できる。 庭の計画の話でもしよう。
3. 辛い状況:
私が仕事を早くきり上げて 妹を買い物に連れていかなかったことを、
彼女は自分勝手だと言った。
コーピング思考:
妹も苦痛な世界に生きている。
彼女はそうして 自分の失望に対処しているのだ。
4. 辛い状況:
店員がお釣りを間違えたので、 お釣りをくれるよう 頼まなければならない。
コーピング思考:
私は何を欲するか伝えられ、 もし貰えなくても 失望に対処できる。
5. 辛い状況:
娘が大学に行くため 家を出ていく。 私はとても寂しくなるだろう。
コーピング思考:
寂しさが私を打ちのめすことはない。 今はよい感じがしないだけだ。
6.辛い状況:
飛行機に乗るのは大嫌いだが、 遠方の祖母を訪ねる必要がある。
コーピング思考:
これは 自分の恐れに対処する方法を 学ぶ機会だ。
呼吸法と、 安全な場所を視覚化する スキルを使おう。
■コーピング思考を使うワークシート
1.辛い状況: _______________________________
コーピング思考: ____________________________
2.辛い状況: _______________________________
コーピング思考: ____________________________
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〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]