(前の記事からの続き)
【例】
苦痛な状況
兄は、 一緒にいるといつも 僕にいちいち指図する。
以前の対処の仕方
二人は喧嘩する。 僕は食べすぎてしまう。 自分を引っ掻いてしまう。
過去に 兄に侮辱されたことを 全て考える。
健康的でない結果
二人とも怒る。 僕の体重は増加する。 顔と腕に切り傷をつける。
過ぎたことについて考えて、 何日もひどい気分でいる。
新たな対処の仕方
タイムアウトを取る。
コーピング思考を用いる: 僕は強く、 兄に対処できる。
自分自身とその状況を 新たな形で徹底的に受け入れる。
考えられる、 より健康的な結果
それほど喧嘩しなくなる。 それほど沢山食べなくなる。 より強く感じる。
将来はその状況に よりよく対処できるようになる。
以下に、 過去の苦痛な状況を 4つ選んで、 それぞれの項目を書き込んでください。
苦痛な状況 ________________________________
以前の対処の仕方 _____________________________
健康的でない結果 _____________________________
新たな対処の仕方 _____________________________
考えられる、 より健康的な結果 ______________________
(次の記事に続く)
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]