「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

苦痛な状況に対処するためのワークシート -- 他の人々といるとき

2016年05月18日 20時15分22秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
【例】
 
苦痛な状況
 
 兄は、 一緒にいるといつも 僕にいちいち指図する。
 
以前の対処の仕方
 
 二人は喧嘩する。 僕は食べすぎてしまう。 自分を引っ掻いてしまう。
 
 過去に 兄に侮辱されたことを 全て考える。
 
健康的でない結果
 
 二人とも怒る。 僕の体重は増加する。 顔と腕に切り傷をつける。
 
 過ぎたことについて考えて、 何日もひどい気分でいる。
 
新たな対処の仕方
 
 タイムアウトを取る。
 
 コーピング思考を用いる: 僕は強く、 兄に対処できる。
 
  自分自身とその状況を 新たな形で徹底的に受け入れる。
 
考えられる、 より健康的な結果
 
 それほど喧嘩しなくなる。 それほど沢山食べなくなる。 より強く感じる。
 
  将来はその状況に よりよく対処できるようになる。
 
 
 以下に、 過去の苦痛な状況を 4つ選んで、 それぞれの項目を書き込んでください。
 
苦痛な状況 ________________________________
 
以前の対処の仕方 _____________________________
 
健康的でない結果 _____________________________
 
新たな対処の仕方 _____________________________
 
考えられる、 より健康的な結果 ______________________
 
(次の記事に続く)
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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