「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

徹底的受容 (3)

2016年05月13日 20時10分26秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 最近経験した 苦痛な状況を考えてみましょう。
 
 その状況を新たな形で 徹底的に受け入れるのに有用な、 次の質問に答えてください。
 
※ 練習 2-8 徹底的受容
 
・ 苦痛な状況で 何が起きたのですか? 
 
 _____________________________________
 
・ この状況に繋がった、 過去のでき事とは何ですか? 
 
 _____________________________________
 
・ この状況が生じる上で、 あなたが担った役割は何ですか? 
 
 _____________________________________
 
・ この状況が生じる上で、 他の人が担った役割は何ですか? 
 
 _____________________________________
 
・ この状況で コントロールできるものは何ですか? 
 
 _____________________________________
 
・ コントロールできないものは何ですか? 
 
 _____________________________________
 
・ この状況に対する あなたの反応はどのようなものでしたか? 
 
 _____________________________________
 
・ あなたの反応は 自分自身の思考と感情に どんな影響を与えましたか? 
 
 _____________________________________
 
・ あなたの反応は 他の人の思考と感情に どんな影響を与えましたか? 
 
 _____________________________________
 
・ あなたと他の人に 余り苦痛を引き起こさないために、
 
 自分の反応を どのように変えられますか? 
 
 _____________________________________
 
・ この状況を徹底的に受け入れていたら、 状況はどう違っていたでしょうか? 
 
 _____________________________________
 
 
 徹底的受容は、 自分自身を受け入れることにも 適用されます。
 
 それは、 自分自身を価値判断したり、 批判したりせず、
 
 ありのままの自分を受け入れることです。
 
 長所と短所の全てを含めた そのままの自分自身を愛することです。
 
 問題を持つ多くの人が、 自分の好ましい特性を見逃して、
 
 さらに苦痛を加えてしまっているのです。
 
 だからこそ、 自分自身を徹底的に受け入れるのは 極めて重要なのです。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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