※ 練習3-1-1
現在の瞬間に よりじっくりと 焦点を当てる練習です。
時間の感覚に マインドフルになるのを援助します。
時間がとても早く過ぎると 感じる人々もいます。
彼らは 物事を急いで行なったり、
いつも 次にやることや失敗しそうなことを 考えています。
時間がゆっくり過ぎると 感じる人々もいます。
彼らは 時間があると思っているために、 しばしば約束に遅れてしまいます。
この練習は、 実際の時間の過ぎ方に マインドフルになれるようにしてくれます。
● 指示
[数分間 邪魔されない部屋で、 気を散らす音を 全て消してください。
数を数えたり、 時計を見たりせずに、 ただ座っていてください。
1分間が過ぎたと思ったら、 時計をチェックし、
実際にどれだけ時間が過ぎていたか 確かめましょう。]
1分間に満たなかった場合、 1分より長くなってしまった場合、
この練習の結果は あなたにとって どのような意味があるのでしょうか?
マインドフルネスの目的のひとつは、
瞬間瞬間のあらゆる経験に対する より正確な認識を発達させることです。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]