○ 「マインドフルでない」 状態の経験
ほとんどの人は、 ぼーっとしたり、
日常生活の大半を 無意識のうちに動いたりしています。
結果的に、 物事が期待通りにいかないと、
自分を見失ったり、 不安になったり、 いらだったりします。
以下の、 あなたが経験したことがあるものに チェックを付けてみましょう。
□ 車の運転中、 自分の通った道が思い出せない。
□ 会話中、 相手の話を理解していないことに 突然気付く。
□ 会話中、 相手が話し終わる前に、 自分が次に言うことを考えている。
□ 読書中、 他のことを考えていたのに気付き、 読んだ内容が何だったか分からない。
□ 部屋に入っていきながら、 何を取りにきたのか分からなくなる。
□ 物を置いたあとで、 それをどこに置いたのか思い出せない。
□ シャワーを浴びながら、 次にすることを考えており、
どこを洗ったか忘れてしまう。
□ セックスしながら他のことを考えている。
圧倒されるような感情を持つ人々にとっては、
不注意でいることが 破滅的な影響を及ぼしかねません。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]