※ 練習3-1-3 光の帯
自分の身体的感覚に、 よりマインドフルになれる 手助けをしてくれます。
以下の指示を 落ち着いた声で録音し、 練習の間に流してもよいでしょう。
焦点がそれ始めても構いません。
注意を練習に戻し、 自分を批判したりしないようにしましょう。
● 指示
10分間邪魔されない部屋で、 落ち着いて座り、 気を散らす音は消しましょう。
何回か深呼吸をし、 目を閉じましょう。
細くて白い光の帯が 後光のように、
あなたの頭頂部を 旋回しているのを想像してください。
そこで感じる 身体的感覚に注意しましょう。
・ ゆっくりと、 光の帯が頭の周りから降りてきて、
耳の上, 目, 鼻の頭を通っていきます。
そのとき感じる、 どのような小さな感覚も 意識しましょう。
・ 頭頂部で感じるかもしれない、 筋肉の緊張に注意を向けましょう。
・ 光の帯がゆっくりと、 鼻, 口, 顎にかかってきたら、
そこで感じる 身体的感覚に焦点を当て続けましょう。
・ 後頭部で感じるかもしれない 感覚に注意しましょう。
・ 口, 舌, 歯で感じるかもしれない、 あらゆる感覚に注意しましょう。
・ 光の帯が首のあたりに 降りてくるのを見続け、
喉の中の感じ, 首の後ろの筋肉の 緊張を感じましょう。
・ 光の帯が広がっていき、 肩幅の広さで 胴体へと降りていきます。
・ 肩, 背中の上部, 上腕, 胸の上部で感じるかもしれない
感覚, 筋肉の緊張, じんわりとした刺激感に注意しましょう。
・ 光の帯が 腕のあたりに降りてくるとき、
上腕, 肘, 前腕, 手首, 手, 指で感じる感覚に 注意を向けましょう。
それらの部分が感じるかもしれない
じんわりとした刺激感, かゆみ, 緊張を意識しましょう。
・ 胸, 背中の真ん中, 銅の脇, 背中の下部, お腹を意識しましょう。
どんな小さな緊張, 感覚にも注意を向けましょう。
・ 光の帯が 下半身へと下降し続けるにつれて、
骨盤のあたり, お尻, 太ももの感覚を意識しましょう。
・ 足の裏に注意を払い、 そこのあらゆる感覚に 注意するのを忘れないでください。
・ 光の帯が下肢, ふくらはぎ, すね, 足, つま先のあたりへと
降りていくのを見続けましょう。
どんな感覚, 緊張にも注意しましょう。
光の帯が下降を終え、 消えていったら、 ゆっくり深呼吸を数回し、
心地よく感じたら、 ゆっくり目を開け、 焦点を部屋に戻しましょう。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]