上野の国立科学博物館で開催中の (6月12日まで)
「恐竜博2016」 を観てきました。
恐竜の研究は 急速に進歩していて、 今までの常識を覆すような、
下記のような発見や仮説が 次々と出され、 とても驚きました。
恐竜の世界の最先端を 垣間見ることができました。
・ 恐竜には当初から羽毛が生えていて、 恒温だったのではないか。
・ 恐竜は初めは肉食だったが、 かなり初期から草食恐竜がいた。
(草食には 長い消化器官が必要で、 そのため徐々に 大型化したとされていた)
・ 史上最大される肉食恐竜スピノサウルスは 水中に進出していた。
・ 昨年中国で、 ムササビのように皮膜で滑空していた 恐竜が見つかった。
・ 赤ん坊の恐竜の骨は 柔らかくて化石として残りにくいが、 その貴重な全身骨格。
また、 化石を傷つけないように、 細心の技術で岩の中から取り出す
「クリーニング」 の方法も紹介されていました。
作業には 膨大な人員と時間が必要で、
そういうなかで 年々進んでいる研究に 脱帽です。
カマラサウルスの子供 (実物化石)
これだけ完全な全身骨格が 発掘されたとは驚異です。
スピノサウルス (化石のレプリカ)
全長15m。 史上最大の肉食恐竜。
4足歩行で 水中に進出していたと考えられるが、 背中の突起の役目は不明。
(次の記事に続く)