朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

南座にて観劇

2014-04-11 | 京都の文化(春)
市川海老蔵 特別公演(歌舞伎×オペラ×能楽) 「源氏物語
を見てきました。



と歌舞伎のコラボは、十分想像できますが、「オペラ」とは。

メトロポリタンオペラで活躍するカウンターテナー(女声の高音域を歌う男声歌手)「アンソニー・ロス・コスタンツォ」との共演です。



場面は、冬春と夏秋の場面で構成されています。30分の幕間が一回あって、全部で2時間少々。

紫式部が雪の石山寺で物語を執筆するところから始まります。暗転して、春になると枝垂れ桜が満開となっていて、時折、空から花びらが落ちてきます。

光源氏の心象風景を、平安時代貴族の装束をつけたコスタンツォが、イタリア語(多分)のテナーで歌いあげます。 翻訳はないので正確な意味は分かりませんが、雰囲気はよく伝わりました。



能面をつけた桐壷帝が現れます・・・藤壷の宮も舞台の高いところ、薄いスクリーンの向こう側にあらわれ、、

登場人物が身に付ける平安時代の衣装の造形とその色合い、色の組み合わせ、改めて素晴らしいと感じました。

市川海老蔵が長身、細長い顔面を真っ白に塗り、真っ赤な小さな唇を描く。とても妖艶な姿をよく演じきっていました。

海老蔵の妹で舞踊家の市川ぼたんも出演しています。



観劇の後、近くにある、件のロシア料理店で食事しました。
コメント
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