朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

高瀬川

2014-04-16 | 京都の文化(春)
鴨川の西に並行してこの川があります。実は、人工的に掘削された運河です。(4月10日撮影)



その大工事を、江戸時代に個人の資金で実行した商人が「角倉了以」。

今年がこの高瀬川開削400年にあたります。

鉄道も自動車も無い時代に物資の輸送や人の往来には船が活躍しました。そのためには水路が必要でした。

この水路により、伏見、淀川、そして大阪湾、瀬戸内海と運送の動脈がつながっていきました。



森鴎外の小説「高瀬舟」で、囚人を護送する場面にこの川舟がでてきます。

写真の新緑がきれいな柳は、東京銀座の柳を貰ってきたものだとか。



散った桜の花びらが流れていました。



通路に吹き溜まった花びらを手ですくって、投げ入れてみました。



角倉了以の顕彰碑があります。



この建物はかつての立誠小学校ですが、今はイベントの会場として活用されています。

このあたりは日本の映画が初めて作られた場所だということを知りました。



コメント
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