朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

朱鷺(とき)

2009-08-11 | 国内各地の風物
ここまで来たので、佐渡が島に渡ってみることにしました。
 寺泊港より高速船で約1時間、赤泊に到着しました。


 
佐渡トキ保護センターに隣接する「トキの森公園」を見学しました。
 日本最後の朱鷺、「キン」の剥製が展示されていました。キンは2003年に死亡。
 日本の絶滅が懸念されていた1981年、中国奥地でトキ7羽が発見されました。以降、中国にて保護と人工ふ化が成功。
 佐渡にいた最後の野生トキ5羽を全て捕獲して飼育することも失敗しました。



中国から贈呈されたペアにより、人工繁殖に成功し(1999年)、徐々に個体数が増加しました。2009年7月時点で、個体総数は162羽だそうです。(多摩動物公園14羽を含む)

 トキの森公園では、飼育ケージの手前20メートルくらいの場所から観察することが出来ましたが、ケージの赤い柱や網があるのであまりはっきりは見えません。双眼鏡でどうにか詳しく見ることが出来ましたが。見える範囲で十数羽が止まり木に止まったり、時折飛び上ったり。



 2008年には10羽を放鳥し、今年2009年には20羽の放鳥を予定しています。
 日本のどこの空にも、トキが舞うようになってほしいと思います。



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寺泊

2009-08-10 | 国内各地の風物
新潟県長岡市の日本海沿いの港町に、魚介類を大量販売している一角があります。
 寺泊です。
 「魚のアメ横」との愛称もあるようです。

ETC付きの車を借りたことから、高速1,000円のキャッチに乗せられて、つい遠出したくなりました。
 気になっているがまだ行ったことない場所を地図で探して、この町に行くことにしました。

 高速道路大幅割引のばら撒き政策に自らが刺激されるのは、気に食わないのですが、内需拡大に寄与できるしと言い訳を考えて出発しました。
 途中、大雨に出会いましたが午後には到着し、現地は小粒の雨になりました。



間口が10~20メートルの大きな魚屋さんが数軒並んでいます。その道路に隣接して巨大な駐車場があり、観光バスが多数、自家用車はもっと沢山並んでいました。





イカや鯖などの串焼きも店頭で売っています。香ばしい匂いでお客さんを引きつけていました。



 このような市場は、見ているだけでも楽しいですね。
 海鮮バーベキューセットなど中身と価格が大変魅力的でしたが、1泊する予定なので、購入は翌日に延期。

 少し遅くなった昼食を取るために食堂を探しました。
 ほとんど全ての魚屋の二階には食堂があります。看板やロウ見本ウインドウもありましたので、比較して最初の店に入りました。
 しかし、そこは失格。全部畳の大広間。メニューも寿司(松竹梅)と魚定食数種類で、特段の魅力なし。価格も高め。
 しかたなく、一番外れにある「ドンブリ専門店」に入りました。
 ここのメニューは魚介ドンブリの各種があり、一応合格です。
 注文後、しばらくして、いかにもアルバイトの子が持ってきました。
 「うにいくら丼」には、見かけのインパクト感がなし。ご飯に乗っかっている具が、普通の(都会の食堂メニューと同等)分量でした。価格も安くはない。
 やはり、北海道の「うにいくら丼」のイメージを期待しますから。

 沖縄、那覇の中央市場の2階食堂のように、下の魚屋で買った魚介類をお好みに調理して食べさせてくれるようなことがあればもっと楽しいのに。

 リピータを増やすためには、ショッピング・エンタテーメントだけでなく、B級グルメの楽しみ、発見や意外感の工夫が必要ですね。

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高原リゾート

2009-08-09 | 国内各地の風物
リゾート開発のブームが収まって何年も経つので、このあたりでは規模の大きな目新しい施設はありません。

 質の良いしっかりしたお店や施設は、きっちりと生き残っています。



 このログハウスのレストランも古くからありますが、おいしいハンバーグやステーキを提供しているので人気があります。



今年の8月は、高原でも雨が多くて不順な天候です。
 この週末から、全国的にお盆休みで民族の大移動が始まりますね。

 
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卵かけごはん

2009-08-08 | 食べること、レストランなど
高原のアウトレットパークにある食堂です。



保養地のレストランは季節性のあるビジネスですから、普通、価格は高めですね。カレーやスパゲッティが1000円とか。
 ところが、この「卵かけごはん」はなんと、600円で、マナ卵食べ放題。おかずは、野菜盛りだくさんの味噌汁と粕漬け、甘酒だけ。ゆで卵は有料(60円)。ご飯のお代わりや大盛りは追加料金。トマトは無料サービスでした。
 他の料理はなしと、メニューは極めてシンプルです。

 実は、地元の有機栽培鶏卵農家がアンテナショップとして店を出していたのでした。店頭では、卵、米や地元野菜を販売していました。

 応援したい気持ちになりました。 ーーですが、毎日、卵かけごはんを食べに通う気持ちにはならないので、もう少しオーガニックな料理メニューを増やしてほしいです。





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高速道路の割引

2009-08-07 | もろもろの事
マイカー(変な和製英語※)を止めて1年以上になります。どうしても必要なときはレンタカーすることにしています。
 今回、やむを得ずレンタカーでやや遠方に出かけました。



 最近、高速道路の割引制度が、非常に複雑になっています。しらずに無駄な料金を支払うと、道路管理会社に不当利益を与えることになります。正確には、税金補填分の権利を放棄することになるということでしょうか。

 出発前に、ETC装備のレンタカーを探すことと、割引制度の詳細をリサーチしました。ETCクレジットカードはキャンセルせずに維持していますので。

 土日休日の上限1000円(地方区間)は良く知られていますが(お盆期間は一部期間拡張)、その他にも非常に複雑な割引があります。
 平日昼間割引(最大30%)は、以前100km以内が条件でした。それが最近(7月)改定されていて、100km以上の走行でも、100kmまでは30%割引し超過距離分は割引なしで加算となっていました。以前は、100km超えると突然割引なしだったので、きっちり距離を調べて制限内最大のICで出て入り直していました。今回の改正では同一日で何回でもOKとなりました。

そもそも、日本の高速道路の料金は、欧米よりも数倍高いと思います。
 米国では、都会の周辺や人口密集地域以外は無料。ドイツは無料。フランス、イタリアは有料ですが、安価。
 スイスは、年間パス制で1年間有効で数千円相当でした。

道路のような生活や産業の基本インフラは、税金負担とガソリン税の一部(受益者負担)で運営するのが基本です。
 有料道路通行料として「公社」等が徴収すると、各種の理由をつけて「管理費」として中間搾取する誘惑が生じます。

 土日休日の1000円制度も、大変「不公平」「エネルギー浪費」です。しかも税金で補填ですから。自家用車持たない国民にとっては、その分われらにも補填しろ(電車バス船運賃など)と言いたい。

 税金で集めた資金をどう使うかは、国会が決めるわけですが、ミクロ的には不公平感、不快な感情が残りますね。

 上記の向日葵は現在地での風景です。天候は不安定ですが、朝は22度、昼も26度くらいの気温で快適です。

 ※「友人のマイカー」とか、「貴方はマイカーで来ますか?」という用法はおかしいです。マイ=私の、ですから。自家用車が正しい日本語かな。

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鰊そば

2009-08-06 | 食べること、レストランなど
京都には「にしんそば」があります。
 普通は、熱い汁そばに、煮込んだ鰊の半身が埋め込んであるものです。

 でもこの季節、さすがに「冷やし鰊そば」に出会いました。
 南座の真向かいにある「やぐ羅 本店」です。
 冷やしそばに、鰊が乗っかり、さらにとろろ芋で味に変化をつけてあり、絶妙のバランスで美味でした。



 ついでに、冷やし中華の写真もご覧ください。



ちなみに、南座に隣接して某そば店があり、鰊そばの大変な有名店ですが、おすすめしません。こちらの店が数等美味しいし、サービスも良好でした。

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五山送り火大文字(京都)

2009-08-05 | 油彩水彩画、雑誌の表紙
8月16日の夜、お精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるための宗教行事。
最初の送り火として「大」の文字が東山の如意ヶ岳に点火される。
続いて、妙法、舟形、左大文字、鳥居形が点火される。(ITUジャーナル August 2009)

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朝顔 半日会 2

2009-08-04 | 朝顔のこと
江戸時代からの伝統的な品種も数々出展されていました。
 花弁に切込みがあって、とても朝顔とは思えないもの。
 グレーな色の花。
 葉が極端に細くて、花も(貧相で)目立たないもの。
 等々でした。







栽培方法が難しいのか、市場性がないのか、一般のお店では販売されていません。

 朝顔の「懸崖作り」は、初めてみました。
 なるほど、これも、なかなか。

園芸趣味も、バラエティが豊か、ある一つの分野では驚くべきほどの専門性が必要だとわかりました。







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水平環、太陽方向の虹

2009-08-03 | 京都の文化(夏)
珍しい自然現象を目撃して、撮影できたので報告します。
 昨日(2009-08-02)、蓮の花を観賞する目的で嵯峨野の大覚寺、大沢の池に出かけました。
 池のほとりを歩いて池を眺めていると、水面に虹色が見えました。以前、尾瀬ヶ原湿原で天然の油性膜による水面の虹を見たことがあったので、ああここでもと思いました。
 ですが、場所を変えても同様な七色が見えるので、ふと上空を見ると。
 なんと、中空に水平の虹が見えたのです。

 しかも太陽と同じ方角で、太陽の高度よりは下に位置していました。時刻は午前10時48分。




 
 高山の頂上で、稀に見られる「ブロッケン現象」かなと思いました。

 ともかく、付近の人たちも、多くはなかったですが、「あ、虹だ」と叫んでいました。
 さて、数枚の写真を撮影してきました。

 ネット検索で調べたところ、水平環とか、環水平アーク、暈(かさ)、日暈とか呼ばれる現象のようです。
 特殊な気象条件の時に発生する現象です。大気中に微小な氷粒があり、そこで太陽光が屈折して光学的に発生。太陽中心に向かって22度と44度に出現すると記されていました。

 彩雲とは別物ですが、なにか神々しい気持ちになりました。嵯峨天皇の御所でしたから。....





上の写真では、二重の虹の輪、その一部を写すことができました。

さて、こんな「不思議な現象」ボク自身は何十年の人生で初めて見ました。しかしインターネットで検索すると「たちどころに」解明できました。なんと、大変な知識の集積であることか。

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半日会の朝顔展

2009-08-02 | 朝顔のこと
府立植物園にて、早朝6時半から、朝顔展が開かれています。(7/31~8/4)
 東京入谷の朝顔市のように屋台の店が並んで売り物の朝顔が並ぶ市とは異なり、朝顔愛好家の展示会です。
 朝顔を育成して花の咲き具合を競うことは、江戸時代から行われておりその資料も展示されていました。



栽培の方法も、通常の鉢植えのように円形の輪を支柱につけて埋め込みそれにツルを絡ませる形以外にも、写真のような種類がありました。



 「京風数咲き作り」は、低く育てて花の数を競うもの。
 「行灯作り」は、大輪の大きさを競うもの。直径20センチ以上にもなります。

毎朝、郊外の農園から車で運んでくるのだそうです。
 咲いた花は、わずか半日しか持ちません。





実に、多種多様な花の色、形がありました。
 大変に変わった花の形や、葉の形態の「変化朝顔」も展示されていました。

 これらの種は市販されていません。展示会のテントで「半日会」の人が、色々な種、肥料、土などを販売し、育て方のアドバイスをしていいました。
 少なくとも50鉢くらいを育だてないと上手にはならないと話していました。年季の入った会員が多いようです。

  NHKテレビが取材に来ていて、この日の夕方の地方ニュースで紹介していました。

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