二年前、自然農の研修に参加して、体験させていただいた。方法は、配布された文書の通りだった。
実際に小面積で手で実行、手入れがたいへんだった。
だが、田でやってみると畑と全く違う。いったん忘れて最初から始めるしかなかった。
収量は段違いに低くなった。1年目なのでしょうがない、反省会を開いて玄米嚙み噛み。
いただいた資料がずいぶん役にたちました。あらためて感謝申し上げます。
自然農を体験したことがないとーーーー
その足でどうするんだ、いいかげんにやめたほうが、もう手出しするなよ、とたとえ約束を文書化しても、関係ないだろう。
一番楽な方法と思っているから。ところが、野菜を自給できない。
料理でも、穀物菜食の経験をしてもらえば、文書化されたレシピが意味をもつ。
だが、薬のほうが、病院へ行ったほうが、簡単で気楽で、帰りの昼食が楽しみ、となると、レシピは意味がない。
文書化して役にたつためには、
ーーー自分で体験している、自分で作ったことがある、自分で失敗したことがある、自分の頭に描く将来が同じ、同じ五次元空間を見ているーーー
そうでないなら、文書の価値がない、絵空事、机上の空論。
体験、経験、失敗、だが、失敗を事前に防げるのが文書。
目的が関係ないなら、レシピなどウットウしいことこの上ないだろう。
その前に、体験してもらえるのかどうか。