有機水稲種子を民間稲作研究所より受け取りました。
昨年、稲葉先生が亡くなられてから、研究所の経営は奥様が引き継いでおられます。
稲葉先生の微笑みから、すべてが始まったような気がします。20年前、有機栽培玄米を作りたいと申し上げましたが、なんと、現行農機で対応可能、と言うお返事。
そして、有機栽培の初年度、1/3ほど有機栽培を行いましたが、収穫は自家用米にも足りませんでした。出荷量0。収穫皆無となりました。
その後、研修会には必ず出席、原理原則を教えていただきました。
稲葉先生の研究成果をそのまま実行することで収量増加を確認できました。0からのスタートですが、本当にすごいことです。
先生の微笑みで成功が確かなものになりました。
それからすぐに慣行栽培の半分ぐらいは安定して収穫できるようになりました。
ただ、数年前から週に二回、水の休止が行われるようになってから毎年右肩下がりでした。昨年は冷夏で、20年前の収穫皆無に戻ったような感じです。
おかげさまで体の調整を心おきなくできました。
奥様から、稲葉先生におかれましては、非常に無理をされたとお伺いしました。多方面に事業を拡張され、国内、海外の有機栽培を指導され休む暇がなかったそうです。
つつしみてお悔やみ申し上げます。