お貸ししている田がコナギ繁茂の田になってしまい、お客様に8%酢をまいていただきました。
今日は気温が30℃にかろうじて達しました。
遠路わざわざ、どうもありがとうございました。
都市部に居住されて田舎に農地を借りて自然栽培稲作を実行されているかたがたが手で田植えされた田です。
田植え機の田植えとは全く違います。
それなのに、コナギだらけになってしまいました。
コナギは田植え後に深水して1か月で抑えることができますが、途中で見回りをおろそかにして3~5日間、浅水にしてしまいました。
面積の大きな田は浅水をまぬがれました。
小さな田は水が抜けるのが速かったようで、コナギが繁茂しました。
来年に向けて、代掻きの方法と、大豆、小麦、ソバ、稲の組み合わせを見直します。
田植え機では、手植えのように足で泥をはねあげるようなことはありません。
ヘラでならしていきます。
足で入り、泥を上げて、水中で泥が山になっていると、そこだけ浅水になります。
コナギが発生しやすくなります。
中耕除草機が必要です。
当農園では数年前に中耕除草機を廃棄処分にしました。
体力消耗が激しいからです。
ロボットなら勝手に抑草するようですが高価です。
手で除草は、やめたほうが。
雑草がコナギしかない田など、なかなか無いと思います。
稲は根元にコナギにへばりつかれて、増えません。
養分を吸い取られるからです。
稲は光合成により自分で作った栄養分で成長するしかありません。
米の一粒一粒がほぼ光合成生成物で作られています。
土の中の肥料分はコナギが吸い取り、稲は本当の無肥料状態です。
収量はずいぶん減ります。
ですが考えようによっては、米にはたいへん良いのではないかと、体にも。