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Mikuのブログ

尖閣諸島の中国漁船に民兵100人以上 アメリカなしで尖閣を守る準備を

2016-08-18 13:29:12 | 中国・北朝鮮・共産党・尖閣国防問題

尖閣諸島周辺の海域に中国公船20隻以上と400隻以上の中国漁船が8月上旬に押し寄せたが、この漁船に、訓練を受けた多数の海上民兵が乗りこんでいたことが、17日付産経新聞で報じられた。

記事によれば、海上民兵は、他の漁民を束ねるとともに、周辺海域の地理的状況や日本側の巡回態勢に関する情報収集などの任務も担っているという。このよう な海上民兵が、少なくとも、100人以上乗り込んでいた。海上民兵は、軍事訓練に加え、日本への憎しみを増幅させるため、映画などを用いた思想教育も受け ていると、同紙は報じている。

 

中国の海上民兵の危険性

中国の海上民兵の危険性は、様々に論じられている。

米海軍大学校のアンドリュー・エリクソン氏は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルで、以下のような見解を発表している。

「船員や業行連合が軍事組織に採用され、軍事訓練や政治教育を受け、中国の海洋権益を守るために動員される」「必要があれば機雷や対空ミサイルを使い、 「海上人民戦争」と呼ばれるゲリラ攻撃を外国船に仕掛けるよう訓練されている。現在、海上民兵は実質的に、中国政府が管理する第一線の部隊として機能して いる」(2015年4月1日付 The Wall Street Journal)

また、慶應義塾大学東アジア研究所現代中国研究センターの八塚正晃氏は、防衛研究所のNIDSコメンタリーに、海上民兵組織について投稿している。

八塚氏は、中国の「民兵工作条例」の規定を元に、中国の民兵を「人民解放軍の補助機関として、政府と軍の双方から指揮命令を受ける公式の武装組織」である とした。また、中国は、海上民兵を民間と軍用のグレーゾーンとして恣意的に活用でき、平時と有事の隙間を縫うような活動を通じて、他国の対策判断を混乱さ せ、対応を遅らせることが可能であると述べている。

 

尖閣を取られてもアメリカは来ない

このように、無視できない脅威として指摘されている中国の海上民兵。その海上民兵が大挙して尖閣周辺で活動したことは、事態がかなり急迫していると言えよう。

頼みの綱のアメリカも、無人島である尖閣諸島に漁船で中国人が上陸した場合に軍隊を派遣するかといえば、可能性は低い。それが民兵だとわかっていても、中国との戦いはギリギリまで避けたいだろう。

日々情勢の厳しくなる尖閣周辺。アメリカ軍の助けは得られないという前提で、尖閣を守る準備を、早急に整えなければならない。(片)

 

【関連記事】

Web限定記事 なぜ宗教が国防強化を主張するのか――アジアの平和と自由を守る外交・防衛プラン(Webバージョン) - 編集長コラムhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=11595

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規制GO 僕は「規制マスター」になる

2016-08-18 13:20:04 | 政治・国防・外交・経済

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11786

全世界でブームとなった、スマホ向けゲーム『Pokemon GO』。

れについて何か記事化できないかと、編集部の同僚と話をしていたら、筆者の名前が、主人公の「サトシ」と同名であることに気づく。

そういえば、子供の頃に「今日、ピカチュウはどうしたの?」って、友達からいじられたっけ。あまりいい思い出はないが、これも何かの縁。『Pokemon GO』の発想を使って、何かできないかと考えてみた。

とはいえ、骨太のオピニオンを打ち出す本誌が、ポケモンをただ集めに行くのも、ストレート過ぎて面白くない。「自由」という名前を掲げる本誌だからこそできること……。

思いついた! 私たちの生活を苦しめる目に見えない"モンスター"である「規制」と重ね合わせてみよう。

 

ポケモンの3倍ある法律

よく見回すと、街は規制であふれている。ポケモンは全部で700種類以上存在するが、日本の法律は、1954もあり、増加傾向にある(7月1日時点)。つまり、ポケモンの3倍近くもある。「街を歩けば、法律にぶつかる」と言っても過言ではない。

私たちを苦しめる規制を探しに行こう

 

。ポケモンソングである「たとえ 火の中 水の中 草の中……」と心の中で歌いながら、「カントー地方」の五反田タウンへ繰り出した。

 

「健康保険法」が出現した

気温35度の強い日差しのもと、携帯を片手に歩いていると、ある総合病院にたどり着いた。そこで発見したモンスターは、「健康保険法」だ。

ポケモン図鑑ならぬ「六法全書」をひもとくと、同法には、ヤブ医者であろうが、すご腕の医者であろうが、治療費は同じという料金体系(公定価格)を定めている。

この社会主義的な「公定価格」により、病院が患者に薬を処方すると、国から診療報酬が支払われる仕組みになっている。そのため、たとえ効果が薄くても、薬 を出せば出すほど、病院の収入になる。もちろん、その財源は税金だ。治療効果をまったく無視した健康保険法は、社会保障費の増大を招く元凶になっている。

医療費の増大は、財政を圧迫する「国家のガン」になっているのに、こちらにはメスが入れられないとは何とも皮肉だ。いますぐ、ポケモンアイテムの「毒消し」で何とかしてほしい……。

 

「美容師」と「理容師」の違いとは……。

病院を後にしばらく歩くと、美容院の前に来た。次に現れたのは、「美容院法」だった。

美容院法とは、1957年に制定されたもので、美容師の仕事は「パーマネントウエーブ・結髪・化粧等の方法により、容姿を美しくすること」と定めている。

一方で、47年に立法された「理容師法」では、理容師の仕事を「頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること」としている。

こうした法律により、美容院では、顔を剃ることができず、理容室では、パーマをかけることができない。美容師は髪を「美しく」することが仕事であり、理容師は髪を「整える」ことがメインであるからだ。

果たして、この理不尽とも思える違いに納得できる人はどれほどいるのか。これをポケモンに例えれば、なぜ空中に浮くポケモン(例えば、スピアー)に、地面技が通用するのか、理解できないほどだ。

また、最近では、美容院とカフェが併設している店舗が増えているが、カフェに入店するには、一旦外に出なければならないところがある。その理由も規制だ。 美容院法には、面積がどれぐらいないといけないなどの規定が細かく盛り込まれており、客のニーズにあった多様なサービスを提供する店舗がつくりにくい。

そのためカフェが併設されても、一旦外に出なくてはならないような不便なつくりになることがある。

時短のために、色々なサービスを同一の場所で済ませたいと思うのは、当然のことだろう。だが、理不尽とも思える法律が、私たちの行動を制約する。

 

タクシー初乗り410円を初体験

その後、新橋からタクシーに乗ると、なんと初乗運賃が410円だった。いつもは730円だったので、安いなぁと思い、運転手にその理由を聞いた。すると今月5日より、実験的に初乗料金の値下げが行われているという。

「駅付け(駅で営業待ちをすること)だと、信号待ちですぐにメーターが上がっちゃうんですけど、『ちょっとそこまで』っていうのが便利みたいですね。特 に、オリンピック前で外国人の方が増えるんですけど、初乗り730円って海外に比べてかなり高いんで、びっくりされちゃうんですよ。荷物が多いですから、 雨の日なんかもちょっと使いたいですもんね。だからタクシー協会が、国土交通省に『実験させてくれ』ってお願いしてるんです。公共交通機関だってことで、 値段も許認可なんですよね」

運賃を規制する理由の一つは、「運転手の労働条件の悪化を防ぐため」である。だが、多くの国では、日本よりも初乗運賃が安いものの、日本と比べて、労働条件が悪いわけではない。むしろ、価格決定権を自由化させて利用者が増えれば、運転手の賃金も上昇するのではないか。

ちなみにポケモンの世界では、アイテムを何百個単位で売ったとしても、値崩れを起こさないが、それはゲームの話だから置いておこう。現実社会は、需要と供給をベースにした資本主義なのだから。

街を歩けば、必ず出くわす規制の多くは、複雑・多様化する社会に対応できず、いわば"ジャマモン"になっている。実態に合わない法律については、「規制 NO」の声を上げないといけない。間違っても、とある中東諸国のように、『Pokemon GO』を規制しないでほしい。

(山本慧)

 

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