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韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、演説草稿や外交関連文書などの機密書類を渡し、人事などの国政に介入した疑惑があるとして、民間人である崔順実(チェ・スンシル)氏が緊急逮捕された。
加えて崔氏は、2つの財団を私物化し、資金を流用した疑惑ももたれている。崔氏は大統領の友人という立場を利用して、財団の設立に資金を出すよう財界に求め、企業から800億ウォン(約73億円)もの寄付を受けていたとされる。
この騒ぎを受け、朴大統領への支持率は、10%台へと大きく低迷。朴大統領は、首席秘書官らの更迭など、人事の一新で事態の鎮静化を図っている。だが、10月29日にはソウルで2万人規模のデモが起き、朴大統領の辞任を求める声が高まっている。
宗教と政治の関係はいかにあるべきか
また、一部メディアでは、崔氏が「シャーマン」であることも指摘されている(10月27日付ニューヨークタイムズ電子版など)。
崔氏は、キリスト教系の新興宗教団体の総裁で、朴大統領の元愛人とも指摘される崔太敏氏の娘だ。太敏氏は、朴大統領の母で暗殺された陸英修氏の霊が憑依したと主張し、20代だった朴大統領はその様子を見て信じ、関係を深めたという。
朴大統領は、政策などを周囲に相談することなく、1人で決めてきたとされてきたが、実際にはどうだったのか。大川隆法・幸福の科学総裁が2013年11月、朴正煕元大統領の霊を呼び出したところ、娘である朴大統領の政権運営について、次のように語っていた。
「『"救世主"的立場を要求するのは、ちょっと無理かな』という気はするね。今の時点での韓国を率いていくのは、極めて厳しい状況ではあるな」
また、外交政策についてはこのような心配をしていた。
「本当に、中国軍とでも合同しかねない傾向もあるし、場合によっては、ロシア軍とだって組みかねないし、アメリカとも組みかねないし、ちょっとクニャクニャとしているようには見えるのでね。要するに、女性が困って迷ったときに、いろいろなところにすがろうとして走り回っているような姿にも見えなくはないですな。はっきり言ってね。一本、筋が通っていない」
「(娘に)一言言うとすれば、『中国寄りの姿勢はやめなさい!』ということです。今、米国がちょっと弱ってはいるけども、『日・米・韓の三角形、デルタをキチッと守らなければ、未来が危ない』というのが、私の結論です」
北朝鮮問題の対処が最優先
朴大統領は、これまで反日・親中政策を実行し続けてきた。また、昨年末に合意したはずの従軍慰安婦像の撤去も行っていない。この事件は、朴氏自身の政治姿勢に信念が欠けていたことを物語る機会ともなった。
現実的には、北朝鮮は核・弾道ミサイル開発を進めており、韓国の安全保障は日に日に危うさを増している。韓国政府が対策を打つべきは、北朝鮮と、その後ろ盾である中国であって、本来は協力相手の日本ではないことは明らかだ。日本としても、韓国の反日政策に迎合するのではなく、東アジアを守るための政策を進める必要がある。
(山本泉)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『守護霊インタビュー 朴槿惠韓国大統領 なぜ、私は「反日」なのか』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1114
幸福実現党刊 『韓国 朴正煕元大統領の霊言』 大川隆法著 https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1051
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