1月5日付けの朝日新聞の記事によると、就職安定資金融資制度を悪用して融資資金をピンハネしている悪徳業者の事が報道されていた。
それも、日本語がほとんど読み書きできない南米日系人達を対象にしていたというのだ。
実は、在日南米日系人社会では、このように自分達同胞を食い物にする傾向が、この20年間ず~っと続いているのだ。
私が、12年ほど前入管申請取次行政書士として、南米日系人達に有資格者として入管手続を始めた時に、私だけがスペイン語を話せる唯一の有資格者であったのだったが、当時から関西圏、愛知圏や北関東を中心として、弁護士や通訳と称する怪しい手続屋集団が相当数跋扈していた時期があったのだった。
しかし、その多くの怪しい手続業者も、2000年代に入って、ほとんどが駆逐されていったのだったが・・・。しかし、通訳や弁護士と称して入管、税務署、各種官公署へ同行して、同胞達から金銭を稼ごうとする輩達は決して消え去ることはなかったのであった。
しかし、日系人達にも問題や責任があったのであった。彼等の安く事を済まそうという思惑や魂胆から、こういった通訳や弁護士(外国の?)と称する無資格者に依頼し、結果として高額の報酬を毟り取られたり、虚偽申請をさせられたりという、彼等自身の姿勢にも大きな問題があった事も事実だったのである。
そんな、社会の底辺に棲み、そこに安住し続けて、搾取を搾取とも感じない日系人達を喚起する意味で、私は4~5年前から彼等日系人から手続依頼は、前向きな日系人達以外の方々からの依頼は、極力引き受けない方針に方向転換したのでした。
それでも、彼等の姿勢に大きな変化は見られなかったのだった。
そんな彼等に、結果として注意を喚起できなかった休刊中の在日ポルトガル・スペイン語新聞社、オピニオンリーダーと称するお馬鹿な日系ブラジル人学者、彼等の血と汗と涙で稼いだ金銭を食料品販売から送金代行など各種手続代行と称して毟り取り続ける有名な業者、そしてその業者に荷担する同業行政書士等々。
このままでは、いつか日系人達は産業界から切り捨てられると危惧した私は、スペイン語新聞の関係者達に注意を喚起して貰うような記事を書いて欲しいとお願いしてみたり、南米日系人クライアント達にくどいくらいに度々説得を重ねたりもしました。
はたまた、2007年6月には以下のようなブログ記事も発表したのでしたが・・・。
「nikkei_latinos_quienes_no_tienen_sus_patrias_verdaderasdesde_blog_del_junio_2007.pdf」をダウンロード
しかしながら、皆さんご存知のとおり、2007年9月にリーマンショックを端に発する世界的な不況が始まり、自動車業界を中心として20万人近くの南米日系人とその家族が就労していた工場で、次々と雇用調整弁として解雇され失職して行ったのでした。
「日本語を覚えて、日本社会にもっと融け込みましょうよ!」
「同国人との付き合いは、減らして日本人の友人を増やしましょうよ!」
「家では、分からなくても日本語のTVを見ましょうよ!」
「子供達には、高校大学へ行かせるようにしましょうよ!」
「正社員として採用されるまで、頑張りましょうよ!」
「雇用保険に加入して貰いましょうよ!」
「貯金をして、年金にも加入しましょうよ!」
「同胞相手の商売でなくて、日本人相手の商売を考えましょうよ!」
もう、こんな言葉を何百回、何千回繰り返して彼等に言ったであろうか・・・。
南米日系人達よ、これからどうするか?
それは、彼等自身が決めることでもあるのです。
前向きな日系人であれば、
私は喜んでプロとしてお手伝いするのだが・・・。