山一証券、拓銀、長銀、日債銀、信金、地銀などが
バタバタと倒産した後の不況真っ直中だった1999年1月に
合格した時がつい最近の事のように思い出されます。
合格率は5.95%、合格者数は1900人ほどと2千人
足らずだったと記憶しています。
但し、受験者数も3万3千人程と今の半分以下、
試験の内容も今の方が遥かに難しいと思います。
漫画「カバチたれ」の連載が始まったのもこの年からでした。
当時、日本一の取扱高だった畜養マグロ会社のスペイン責任者を
「何とかなるだろう」と、宛てもなくさっさと辞職してしまい、
行政書士が、何をする人かも良く知らずに、
取り敢えず何か勉強でもしたいと思い、
偶然に行政書士試験講座と巡り会い、
結果として行政書士という天職に転身できる幸運に恵まれるとは、
全く想像もしていませんでした。これも強運、天命なのでしょうか。
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行政書士になってからも、各種の外国人手続を通じて、結果として
多くの人々を救済することが出来、少なくとも地獄の閻魔様
からの招待状はもう舞い込んでは来ないと思います。
今年惜しくも合格できなかった方々、決して諦めないで下さいね。
行政書士って、素晴らしい仕事が出来る職業ですから!
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ところで、ある友人に言わせると、ときどき立ったままで、
読書をしたり、資料を読むのが良いそうです。
私が、なぜ座って読まないのかと座るように勧めると、
「立って読んだ方が頭に入るから!」
との答えが帰ってきます。
本屋で立ち読みした内容ほど頭に残る
傾向があるというのです。
つまり、二宮金次郎が歩きながら本を読んでいるのは、
正しい勉強法で、理に適っているとのことだそうですが・・・。
二宮金次郎の像は貧しくて、働きながら勉強している
様子を現していると私は思っていましたから、
その新説については、「えっ!」という感じです。
でもその友人、私よりも10歳以上は若いので、
単なる世代格差なのかもしれませんけどね(^_^;)。