行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

食の偽装発覚はまだまだ続く?

2013-11-06 09:38:08 | 旬なお話

 某ホテルチェーンで、虚偽の食材を使用していたことが

 発覚してから、今度は某有名デパートや納入していた

 某フランス系有名食材メーカーまで飛び火して

 虚偽表示が連鎖的に発覚しているが、

 どこまで食品の虚偽表示発覚が拡大するのだろうか?

 私が思うに、日本国内で起きている食の偽装の発覚は、

 今後も続くような気がしている。

 それは、そもそも私が1998年に畜養マグロ事業をしていた会社

 を辞めた理由の一つに、築地の大手卸売会社の当時の大物担当者の

 発言に対して、食品業界そのものに強い不信感を持ったことにあった。

 1997年、私がスペイン畜養マグロの責任者であった当時、

 築地の大物(マグロ)担当者にベッタリだった東京にいた

 部下のWいわく、

 築地の森Xさんは「マグロの赤身を出す為の

 アスタギサンチンの使用や、成長ホルモンの使用も

 うちも考えるべきだって、言ってますよ!

 実際、養殖物のほとんどは薬品漬けらしいですから!」

 と、得意げに言ってのけたのだった。

 私は、その時Wに「私がスペインでの責任者であるあいだ、

 森Xが何と言っているかは知らないが、こういった薬品や

 成長ホルモンなどは一切使わせないよ!

 うちのマグロの餌は、すべて天然物を使うから!」

 そう宣言したのでした。

 当時、築地の最高級の食材を扱う責任者が発したその言葉に、

 日本の食品業界に対する大きな不信感と失望で、

 食品業界で仕事を続ける意欲が急速に萎えたのでした。

 その後、私が在籍していたその会社は事実上廃業したらしいが・・・。

 そして、私が行政書士になってから、雪印、ミートホープ、白い恋人、

 赤福等々で食品偽装が続々と発覚して行くのだが、

 これも氷山の一角だと私は思っていたのだったが・・・。

 今回の、ホテルチェーンやデパート側の記者会見で

 繰り返されている「虚偽ではなく誤表示である」といった、

 厚顔無恥な言い訳を繰り返す経営者ばかりを見ていると、

 日本の食品業界の体質そのものに大きな問題があるようだ。

 つまり、商売は儲ければ良く、ばれなければ何をしても良いと

 いった感覚を持った人々が今でも多数、中枢を占めているのが、

 残念ながら日本の食品業界の実態あり、いまだに常識のようである。 

 にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ

 にほんブログ村 経営ブログ コンサルタント・コーチへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする