バベルの塔の物語は、旧約聖書の「創世記」の
ノアの物語のあとで、以下のような記述で
書かれているそうです。
*****************
全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。
東の方から移動した人々は、
シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。
そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」
と言い合った。
彼らは石の代わりに煉瓦を、
漆喰の代わりにアスファルトを用いた。
そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。
塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、
消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。
主は、人の子らが作ろうとしていた街と
塔とを見ようとしてお下りになり、
そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、
同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、
おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。
それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。
彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。
主はそこから全ての地に人を散らされたので。
彼らは街づくりを取りやめた。
その為に、この街はバベルと名付けられた。
主がそこで、全地の言葉を乱し、
そこから人を全地に散らされたからである。
*****************
私達、地上に暮らす民が、違った言語を話す
起源となったという旧約聖書での記述です。
その”バベルの塔”をピーテル・ブリューゲル1世が、
独自の解釈で描いた、逸品が24年ぶりに来日した
とのことなので、東京都美術館に鑑賞に行きました。
実は、初めて実物を見たのですが、
もっと、大きなキャンパスに書かれた絵画だと
思っていましたので、通常並のサイズの中に、
どうやって1,400人以上の人物を描き込めたのだろう?
と正直、大変驚いてしまいました。
東京芸大が300%に拡大した複製画でさえ、
その細密な人物描写に驚く程ですから、
本当にどのようにして描いたのだろう?と、
ブリューゲルの描写力に唯々驚くばかりです。
一見の価値がある絵画作品の一つである
ことには疑いの余地はありません!
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ノアの物語のあとで、以下のような記述で
書かれているそうです。
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全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。
東の方から移動した人々は、
シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。
そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」
と言い合った。
彼らは石の代わりに煉瓦を、
漆喰の代わりにアスファルトを用いた。
そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。
塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、
消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。
主は、人の子らが作ろうとしていた街と
塔とを見ようとしてお下りになり、
そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、
同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、
おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。
それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。
彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。
主はそこから全ての地に人を散らされたので。
彼らは街づくりを取りやめた。
その為に、この街はバベルと名付けられた。
主がそこで、全地の言葉を乱し、
そこから人を全地に散らされたからである。
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独自の解釈で描いた、逸品が24年ぶりに来日した
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