ディープインパクト:薬物問題で「余生」どうなる?
(2006年10月20日 10時53分 毎日新聞)
シンジケートは、種牡馬に種付けしてもらう権利を共同で所有する仕組み。種付けがうまくできないなどのリスクを回避するためで、日本中央競馬会(JRA)などによると、参加者は50~60口に分けた株(種付け権)を購入し、1、2回の種付けを3~6年の間にしてもらう。通常は、馬主や生産牧場が複数株を優先的に所有し、残りを他の参加者で分ける。
ディープの場合、1株8500万円で期間5年の60口のシンジケートが組まれた。また、優秀な競走馬の場合、株保有者以外にも「余勢株」と言われる種付けもする。 種付けは多い場合、年間計150~200回といわれ、ある中央競馬関係者は「余勢株は既に1200万円の値が付いた。業者間で争奪戦が始まっている」と断言する。
昨日の上海蟹 もそうですが、禁止薬物が国によって異なるという現状がある以上、慎重さは必要だったように思います。
それよりも太字の部分。
種牡馬というのは、買った負けたの世界からは脚を引いて、子孫繁栄を楽しみにする楽隠居のようなもの、と思っていたのですが、年間150~200回となるとそれはそれでけっこう大変そうですね。
しかも、こちらを見ると、種付けは人工授精でなく、しかも季節が2月から7月に限定されているようです。
となるとほぼ毎日登板ということですね(藤川球児のようだ・・・)
コンディション(体調と気力?)を維持するのも大変そうです。
金がからむとなると、本人は隠居したくても周りが放っておかないというわけですね。
人間だとしたら女性でなくて男であっても6ヶ月で200回の性交を強要したら性的虐待になるように思うのですが、これも一種の動物虐待ではないのでしょうかねぇ。
欧米の動物愛護団体は問題にしないのでしょうか。
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<付記>
以前のエントリで耐用年数からみた種牛の激務についてふれたのですが、馬の耐用年数は
競走用 4年
種付用 6年
となっています。
途中で用途が変った場合、償却年数は伸びるんでしょうかねぇ・・・