引き続きアーバンコーポレーションの件
7月7日のリリース
主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ
1.異動が生じた経緯
当社の筆頭株主である当社代表取締役社長房園博行が個人として金融機関9社に当社株式を担保提供していましたが、当該金融機関のうちの6社において担保権が実行され当社株式が売却されました。それに伴い、房園博行個人より主要株主である筆頭株主に該当しなくなったとの連絡が当社になされたことによるものです。当社は、房園博行個人を提出者とする大量保有に関する変更報告書を本日財務局に提出するとの連絡を受け、本件開示を行なうものです。
5.代表取締役房園博行からのお詫びならびに報告
当社株式を担保提供することになった経緯につきましては、個人としての金融商品への投資ならびに所有を目的とする不動産の取得のほか、一部ベンチャー企業への投資に伴い複数の金融機関より資金の融資を受けていました。しかしながら、当社株価の下落に伴い担保提供の追加が必要となり担保となる当社株式が増加しました。金融機関による担保権の行使に際し、可能な限り当社株式の売却を避けるための方策を模索しましたが、結果的に個人が保有する当社株式の売却という事態にいたりました。
個人で受けた融資について担保が実行された、ときけば一見気の毒にも見えますが、6月26日にパリバへのCBの発行を発表して、株価が高いうちに売り抜けた、とも考えられます。
また、担保の実行をした金融機関は株を換金するわけで、12.6%、2800万株もの売りが出れば、(この時点では公表されなかった)スワップ契約の「下限株価」を下回ってCBで調達してパリバに還流した資金が目論見どおりには回収できなくなることは当然予想されます。
一連の行為が会社存続のための(公正な)努力、とはなかなか思えなくなってきます。