一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

北関東の底力

2009-03-15 | 飲んだり食べたり

ここのところ3週連続でゴルフ・スキー・ゴルフと続き、遊びも続くとしんどいなどと贅沢を言っております。

今回は水戸の方に泊りがけでゴルフに行ったときの話。
七分咲きだった偕楽園の梅には目もくれず、季節が終わる前にと鮟鱇鍋。
特に感動したのが初めていただいた「鮟鱇のかぶと焼き」。なかなか手に入らないもののようです。

こんな感じで出てきます。 (この写真は水戸の名店のHPからの借り物です)

顔としては上下逆ですね。

特に頬のところにゼラチン質が集まっていて美味です。
アンコウというのは海底にじっとしていてほとんど動かず、動かすのは口だけなんだそうで、確かにこの部分は魚の肉、という感じでした。
(口しか動かさない、というあたり何だか共食いみたいですが・・・)

たまに刺身を買う産地直送の魚屋の店長の話でも、水揚げしてもアンコウは生きているのか死んでいるのかわからないそうです。入れてあるバケツを蹴飛ばすとちょっとだけ尻尾が動くくらいだとか。
くぼんでいる目玉のところをつかんで持ち上げるらしいのですが、それでもぴくりともしないそうです。
逆に歯はとても鋭く、下手に持つと手をざっくり切ってしまうそうです。
そして、生きていると噛み付いて二度と離さず、ゴム長くらいは簡単に食いちぎられてしまうとか。こじ開けるにも相当の力が必要だそうです。


お土産はこれも水戸名物の納豆。舟納豆という高級品です。

これがまた美味い。
大豆が小粒で味わいが凝縮されています。

愕然としたのが、これがなくなった後にスーパーで売っているパック入りの納豆を食べたとき。
一体これは何だ、というくらい味がしません。単に粘ついている丸い豆という感じです。
納豆菌自体はそれほど変わらないのとすると、大豆の品質でこうも違うのでしょうか。それとも蒸し方などにコツがあるのでしょうか。

確かに値段もかなり違います。舟納豆が1パック80gで136円に対し、スーパーの納豆は45g×3パックで安売りで98円。
グラム単価を計算すると2.3倍ですが、味の違いは感覚的には5倍くらいはあるので値打ちは十分にあるかと。

都内では置いてある店がわからなかったので取り寄せようかと調べたら、送料が890円かかるので目下思案中です。


北関東の底力を感じた週末でした。

 

コメント
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