昨日久しぶりにTSUTAYAに行きました。
レンタルビデオ店の値下げ競争が激化していると聞いていたのですが(参照)、実際旧作は2泊3日で100円というのができ、一方で準新作の当日貸し出しはなくなりました。
新作(当日貸出しあり)は回転率を上げ、準新作は料金回収をメインに、旧作は借りてくれたらもうけもの(しゃれた言い方だと「ロングテイル」とか言うのでしょうか)という戦略だと思います。
ただ、料金以前に、店舗が分かりにくくなっていることに業界の苦戦の原因があるように感じました。
その一番の原因はタイトルが多すぎること。
新作といっても日本で公開された映画だけでなく「TSUTAYAだけ」という、おそらく独自に権利を買ったタイトルもあり、また、人気のタイトルは準新作にとどまる期間が長いのか、新作・準新作のコーナーだけでもA級B級作品とりまぜてごった煮状態になってます。
(B級はB級でいいのですが、いかにも引っ掛けのようにコバンザメ作品を横に並べるのはあざとすぎる)
旧作に至っては簡単なジャンルわけをして50音準に並べただけで、しかもジャンル数も以前より少なくなった感じがします。
以前のように棚を前にして、あれを借りようかこれにしようかというわくわく感が減り、逆に考え込んでしまうようになりました。(歳のせいかもしれませんがw)
こうなると目的のある人はネット配信に流れ、店舗は情弱の集まりになってしまい、しかもそれらの人に商品情報をうまく提示できていないと、新たな需要を喚起できないように思います。
TSUTAYAとしては将来的にはネット配信や宅配DVDをメインにするつもりなのかも知れませんが、そうであればより豊富なコンテンツの魅力的な提示の仕方を工夫したほうがいいように思います。