敗戦直前のドイツ軍からの脱走兵が、偶然見つけた将校の制服を着て成りすまし、他の脱走兵や敗残兵から自らの部隊を編成して、後方の街を舞台に私設裁判まで行なうようになった、という実話を基にした映画。
実話をもとにしていると言われなければにわかには信じがたい話だし、ストーリーの展開も強引に思えるが、階級章を盲信する兵卒、自分に都合がよければ多少怪しかろうと利用する他の将校などがからみあい、こういう輩を生み出したことが描かれる。
そして、本人の小心さとその裏返しとしての残酷さのエスカレートしていくところが本作の見どころ。
エンドロールの映像もぜひ見てほしい。
本筋とは違うが、主人公たちの行き過ぎた残虐行為に、利用したはずの他の部隊の将校が「それはドイツ的でない!」と批判する場面が印象的。戦時中の日本軍にはそういう規範意識のようなものはなかったのだろうか、とふと思った。
★4
カレンダー
最新記事
バックナンバー
カテゴリー
ブックマーク
最新コメント
- go2c/大塚国際美術館+鳴門の渦潮
- Unknown/大塚国際美術館+鳴門の渦潮
- go2c/大塚についての昔話
- 大塚ビル/大塚についての昔話
- A.F/ユニマットとシグ片山(南西楽園余談 後編)
- go2c/つわものどもが夢のあと
- 京都市民/つわものどもが夢のあと
- go2c/さらば立美堂
- 90125/さらば立美堂
- go2c/ライフネット生命様は拙ブログにご不満のようです。
アクセス状況
アクセス | |||
---|---|---|---|
閲覧 | 200 | PV | |
訪問者 | 160 | IP | |
ランキング | |||
日別 | 8,662 | 位 | |
週別 | 15,406 | 位 |