安倍首相、辞意表明 「私が残ることが障害に」「党首会談を断られ」 - goo ニュース
(2007年9月12日(水)13:58)
安倍首相は12日午後2時、辞任する意向を表明した。首相官邸で記者会見した。NHKが中継した会見によると、「今の状況で、国民の支持・信頼の上において、力強く政策を前に進めていくことは困難」と判断し、「テロとの戦いを進めていく必要がある」「政治的な空白を作るべきでない」と考えたと説明。直接の辞任決意のきっかけとしては、11月1日に期限が切れるテロ特措法延長について民主党の小沢代表に党首会談を申し入れたが、小沢氏からこれを断られたと言及し、「党首会談も実現しない状況では、私が約束したことは実現しない。むしろ私が残ることが障害となると判断した」と明らかにした。首相は9日、テロ特措法の延長を「職を賭して」追及すると発言していた。
「なぜこの時期に」という唐突さを皆が感じるようなタイミングの辞任です。
記者会見の内容が本当の辞職理由を語っているとしても、テロ特措法延長(または新法成立)には参議院で多数を取れず、民主党との水面下の交渉ができないからといって、衆議院は与党で2/3以上を持っているのだから再可決すればいいわけです。
それとも再可決の衆議院で公明党と自民党内で2/3以上をまとめる自信がなかったのでしょうか。そうだとするとかなりの自信喪失ぶりですね。
実際に体調も崩していたようで(点滴とお粥しかとっていなかったとか)、病気説もあるようですが、素人目には職を賭した法案成立までの数ヶ月を争うような病状にも見えないので、体調不良はストレスからきていたのかもしれません。
モンゴルの温泉での静養が必要なのでしょうか。
安倍元首相は、早速入院されたとか。
自分以外の全員に辞めろといわれても辞めないくらいの面の皮の厚さ(または根性)がないと、政治家というのはやっていけないものなのかもしれませんね。
本当に「なぜ、このタイミングで・・・・」というのが率直なところですが、傍目から見ると登校拒否・出社拒否ならぬ「登院拒否?」という印象を強く感じられて仕方がありません。
もしそうだとすれば確かに心の病なので激務に付くのは困難なのかもしれませんが・・・・、それでも「遅すぎて、早すぎた」辞任だったのではないかと感じます。