一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

自然エネルギー

2011-11-16 | ECO・環境問題
先日クラス会があって、時節柄自然エネルギーになんらかの形でからんでいる人も多かった。

以下、飲みながらだったのでうろおぼえで、しかも裏をとってない(取る情報源がない)が興味深かった話


太陽光パネルはコストでは圧倒的に中国製が優位

日本は家庭用の太陽光パネルの開発からはいったので、小規模の効率などは最先端をいっているが、中国製は砂漠に何ヘクタールという規模で設置する前提のものを作っているので、効率や精度にはさほどこだわらずにコスト競争力優先で開発している。

なので、メガソーラーの世界で日本メーカーが競争するのは苦しいのではないか。

しかも中国メーカーも設備投資過剰なので値崩れしてきていて、参入して儲かるのかという問題もある。



風力発電は風車が大きくなるほど風切音が大きいので市街地近くには作りにくい。
日本は平地が少ないのでそうなると自然と洋上ということになるが、今度はあまり遠いと送電コストがかかってしまう。
洋上だと基礎を立ち上げるにしろ浮体にしろコストはかかるが、送電のための海底ケーブルも海流でゆれても切れないなどの高品質のものが必要で、けっこうそのコストが高い。

福島沖に洋上風力発電所計画 政府、復興支援の目玉にという計画があるが、125億のうち30億が送電用海底ケーブルの費用(この辺不正確かもしれません)

また、で近場に作ると漁場との共存という問題がある。
日本海のどこかでは漁礁とセットで作ろうという実験をしているが、なぜかサザエがとれなくなったとかいう例もあるらしい。

さらに、日本は落雷が非常に多く、欧米のメーカーの風車が想定している落雷対策では不十分な点もコスト高の原因になっている。


一方中国の「メガ風力発電所」が話題になっているが、実はその1/3近くが稼動していないらしい。
というのは中国は技術移転を条件に導入するが、ノウハウの流出を恐れている欧米メーカーは図面しか渡さない(製造・運転ノウハウまでは出さない)ために、故障が多いとか。


いろいろやってみることが大事、という段階なのかもしれない。

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