一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

サマータイムについての考察

2008-07-18 | ECO・環境問題

最近どこかしこで「エコ」が叫ばれています。

「それなら会社を休むのが移動手段も使わないし一番のエコだから有給休暇を増やせばいい」などと放言していたものの、私も地球市民としてもうちょっとまじめに考えてみました。


「エコワーク月間」の実施について
(2008年7月15日(社)日本経済団体連合会)

日本経団連事務局では、地球温暖化防止のためのエネルギー消費の削減やワークライフバランスの実現などを目指し、昨年に続き、本年も8月の1カ月間、「エコワーク月間」として、勤務時間を午前8時30分~午後4時といたします。

俗に言う「サマータイム」というやつですね。
洞爺湖サミットにあわせてライトダウン・キャンペーンなどもやっていましたが、素人としての素朴な疑問は、

そもそも真夏の昼間に働くから冷房などの電気代がかかるのではないか?

ということ。
たとえば発電設備は真夏の日中の電力消費のピークにあわせて設計されているので、ピークを平準化させればそもそも発電設備をそれほど多く作らなくて済みます。
また、そもそも業務用の深夜電力は割引になっているくらいですから、自動車だと加速・減速を繰り返すよりは一定速度で走ったほうが燃費がいいのと同様、発電所も安定的で無理のない稼動を24時間するほうがいいのではないでしょうか。

昼間に働くのでなく夜に働くほうが冷房にかかる電気量も安く済むので、サマータイムより効率的だと思います。
電車なども日中は間引き運転することもできます。
飛行機も客が分散すれば、朝夕の滑走路の順番待ちの無駄な燃料も節約できます。

昼夜完全逆転が嫌な人もいるでしょうから、たとえば11時から17時までは一律休みにして早朝番(3時から11時)と夕方番(17時から1時)に分けるとか、通勤時間が短い人はそれぞれ4時間ずつ勤務して昼はシエスタにしてもいいですね。

そしてデパートやコンビニなども11時から4時までは閉店すれば、やたら日中出歩いて熱中症にかかる人も減るはずです。
当然高校野球もナイターにすれば、選手の負担も軽減されます。

日中の家庭の冷房代が増えるとは思いますが、日中の業務用電力消費量が激減するのでトータルの電力消費量が減るとともに昼夜の変化が平準化してより効率的になるのではないかと思います。


サマータイムで1時間繰り上げたりコンビニの深夜営業規制よりは効果は絶大だと思うのですが・・・

 

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