多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

鳥刺しという今では考えられないスゴ技

2022-03-09 | その他
鳥刺しと言っても食べる方ではなく、竿につけた鳥もちで小鳥を捕まえる狩猟の技です。
今の日本では法律で禁止され実行不可能。
ただモーツァルトの『魔笛』に鳥刺しのパパゲーノが出てくるくらいですから、昔は結構ポピュラーだったようです。

それにしても竿につけた鳥もちで小鳥を捕まえるという技、かなりのスゴ技では?
鳩みたいに余程のアホでトロい鳥でない限り現代人にはほぼ無理でしょう。

今に残っているので似たのを探せば、鳥もちをつけた竿で木にとまっているセミを捕るというのが昭和の子どもの夏の遊びにありました。
これは鳥刺しの技のバリエーションでしょうけれど、相手がセミでもかなり難しい。

そして今どきの子どもがこんなセミ取りをやって遊ぶとも思えず、こちらも絶滅するのでしょうけれど、野生動物だけでなくそれを捕まえる技にも絶滅するのがある?

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第一次大戦が参考になるウクライナ侵略②…「戦争をやめよう」ロシアの厭戦心

2022-03-09 | 政治つぶやき 令和4(2022)
ロシアのウクライナ侵略戦争では第一次大戦が参考になること、この前書きました。
今回はロシア国内の厭戦・反戦心がかなり影響するのではという話です。

第一次大戦で戦争末期に民衆の厭戦心が大きく影響したのがロシアとドイツです。
特にロシアは一刻も早い戦争終結を求める民衆に「戦争をやめよう」と訴え、民心をつかんだレーニンの一派が政権を奪う結果になりました。
ただ第一次大戦でドイツ、封印列車でレーニンのロシア帰国まで助けレーニンの画策でロシアの戦線離脱に成功したものの、最後は共産党独裁政権の出現を招くというトンデモナイ結果に。

そして日本への教訓:

仮に戦争になった場合、「とにかく戦争をやめよう。不利な条件でも敵と講和して平和になろう」という甘い言葉が聞こえてきたら要警戒。
第一次大戦でレーニンがやったことがまさにこれです。

しかも大東亜戦争であれだけ戦った日本人が平和憲法を嬉々として受け入れたように、戦時下でのこの誘惑がどれだけ効き目があるかは想像を超えています。
今回のウクライナや日本有事の際、サテどうなるか?

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