NHK_BS、 コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会で キーシン の演奏があるとあったので楽しみにしていた。
今回はリストの「ピアノ協奏曲」であったが、以前ポーランドのガラコンサートで「ショパンのピアノ協奏曲第2番」を演奏した時初めてキーシンの演奏姿を見たのであるが、その演奏スタイルというか没入感、集中力たるや抜群で表情一つ一つから奏でられる音は真伯のものであった。
音一つ一つで表情が変わるというか、一つ一つにそそがれる感情が伝わってくる。
自分の演奏に没入し、恍惚の表情を見せる演奏者はたくさんいるが、これほど表情豊かに表情、情感が移り変わる演奏者はほとんど見たことがない。全身全霊何物も忘れ曲に集中しているかのようです。
ブレンデルなどもこのような表情をみることがあるが、キーシンは若いのに負けていない。
この集中度。
聴衆からはスタンディングオベーション、サービス精神もよくこの時は一曲でしたが、ガラの時は3回アンコール曲を弾いていた。