くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

ブシュカン2019。

2019-09-12 | 食物関係

九州や四国などの 温暖な地には柑橘類がよく育ち 熟した生食のミカンは
もちろんのこと 昔からなじんだ 料理用のご当地酢ミカンがあります。

この前宮崎の方が ご当地酢ミカンを載せておられ NHK『まんぷく農家メシ』
では 徳島のスダチを放送しました。

土佐の酢ミカンは 今の季節ですとブシュカンです。手の形の仏手柑は観賞用で
手ブシュカンと呼ばれ 酢ミカンに使う方は 丸ブシュカンと呼ばれるそうです。

産直で4-5個が100円で 大小ありますが 料理によりそれぞれに使っています。

 

汁が多く爽やかな香りで 酢の物にはもちろんのこと 皮は刻んだり おろし金で
すり下ろし何にでも掛けて食べますが 徳島のスダチ農家の方も ほぼ同じような
使い方をしており 香り高い酢ミカンは どの地方でも 汁も皮も愛されています。

かつおタタキと はまちの刺身にも ブシュカンを搾り おろし金ですりおろした
皮を散らします。刺身のツマは りゅうきゅうです。
 
 

  肉じゃがへ刻んだ皮を散らしました。煮物でもそうめんでも 何にでもいれます。
   

かき揚げには 衣にすりおろした皮を入れました。みそ汁に輪切りのブシュカンを
浮かべると吸い口が爽やかです。嫌いな牛乳にも ブシュカンをしぼると 苦手の
もとになる牛乳の匂いが消え 爽やかな香りになります。 
  

季節が進むと 青いブシュカンが黄色に熟れて 汁もたっぷり取れます。
その頃には 知名度の高い 絶対女王の柚子姫が登場し とたんにブシュカンは
足軽の地位となります。

このほか土佐には 直七というクセのない 素直な酢ミカンがあり キビナゴと
相性抜群です。

青玉のブシュカンがあるうちに サンマを焼いて じゅ~とブシュカンを回しかけ
食べたいものですが 今のところ生サンマは かつおのタタキよりお高いです。 
 

 

コメント (12)
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