くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

アラン・ドロンとジャン・ギャバン。

2024-08-22 | 映画・TV

仏の大スター アラン・ドロンとジャン・ギャバン共演のものは
BS-Pで2作品を観ただけですが どちらも印象に残りました。

1963年『地下室のメロディ』   ギャバン59才 ドロン28才。

 

強盗罪で5年の刑期を終え出所した老ギャングのギャバンは 妻が願う
穏やかな暮らしには戻らず ムショで知り合ったチンピラのドロンを誘い
カジノの地下室から10億フランを強奪する 人生最後の大バクチに出ます。

強奪は成功したものの 最後に思わぬことでミスり 衝撃のラストシーンで
小さくFINが出ます。 以前観た時は白黒でしたが カラーもできたようです。


1969年『シシリアン』   ギャバン65才   ヴァンチュラ50才   ドロン34才

 

ギャバン  ヴァンチュラ  ドロン の3大豪華キャストで   シシリアマフィアの
大ボスをギャバン 一緒に仕事をする若造をドロン   彼らを追う眼光するどい
刑事をヴァンチュラ と夫々はまり役で 55年前の古さを感じさせません。

『ゴッドファーザー』の3年まえに作られたこの作品は ボスのギャバンが
血の繋がりを最も大切にし 裏切りにはきっちりケジメをつけるマフィアの
オキテを見せ この習性はのちのコルレオーネ・ファミリーにも繋がります。

アラン・ドロンはどの作品でも だれと共演しても ずば抜けた美しさを
魅せます。

ですが ジャン・ギャバンの重厚さ Lヴァンチュラのいぶし銀の存在感に
比べたら 美しさだけでは観た者の印象が薄くなります  👈素人の感想です。

この2作品は最後が秀逸で記憶に残ります。 TVでの放送があれば嬉しいです。

コメント (4)
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