NHKファミリーヒストリーで 演出家の 宮本亜門さんのファミリーヒストリーを
観て 20年ほど前 高知市の夏季大学に講師で招かれた 亜門さんの話を
受講したことを 懐かしく思いました。
亜門さんのファミリーヒストリーは 女なら 一生のうちに一度は こんな男に巡り
会いたかったと思う 親子二代にわたる 純愛物語でした。
明治28年生まれの 亜門さんの祖父俊三さんは 自転車通学していた 早稲田の
学生時代 自転車の前に飛び出した子どもとぶつかり その子の母親に一目ぼれし
相手も周囲をも 熱心に説き伏せ 一緒になったという情熱家です。
相手の女性は 俊三さんより8歳年上で 酒乱の夫から逃げて 4人の子を養育中の
わけありで 一目ぼれでも 22歳でいきなり4人の子の父親になるわけで 結婚には
普通至らないと思いますが 俊三さんは愛を貫き結婚しました。
そうして亜門さんの父 亮祐さんが昭和2年に生まれたわけで 才覚ある俊三さんが
設立した会社は隆盛を極め いずれ 息子の亮祐に継がせようと 親は考えました。
ところが 慶応大に通う息子亮祐は ある日立ち寄ったすっぽん屋の女将に これまた
一目ぼれで 結婚したいと父に言います。
相手の女性は亮祐より なんと12歳年上で 離婚して2人の子を養育中であり 結局は
父も息子も 同じ道をたどり結婚し 40歳過ぎの母から 亜門さんが生まれました。
亜門さんの母はSKD出身の美人で 亜門さんを将来 俳優の道へと夢見て 幼少時より
芸事を習わせたと紹介がありました。
その母もすでに亡く かつて母の希望で開いた 新橋演舞場前の喫茶店で 現在88歳の
父亮祐さんは 今も元気で店に出ております。
ファミリーヒストリーを観ての 亜門さんの感想は 我が家は女性に対して 特に年上の
女性に対しては 並々ならぬ情熱を燃やす家系だと 感心しきりでした。
宮本亜門さんご自身はどういうご結婚されたのかされてないのか知らないけど
東京で殺処分される犬猫をゼロにする活動の賛同者です。
そういう父・祖父の息子だからこそ、なのかな。
普通は恋だけで終わり結婚まではしませんが一途に思い詰め
それを成就させ 相手も相手の連れ子も愛し続けたと
いうところが偉いですね なかなか出来ることではないですね。
亜門さんは独身のままと思いますが まだ祖父や父が
愛したような女性が現れないということでしょうかね。
そうですか 殺処分される犬猫をゼロにする活動の
賛同者でしたか ますますファンになりました。
さすが芸術家の家系は違いますね。
常識や慣習にとらわれず、自分の感性を信じて突き進む。
そんな芸術的家系から、傑出した人物が輩出されるのでしょうね。
時に子連れの年上女性といっしょになるとは 周りから
見たら正気の沙汰ではなかったでしょうね 初志貫徹で
一生添い遂げたというところが 今の若者ではできないことと
思います。 ほんと そうですね 常識や慣習にとらわれず
自分の感性を信じて突き進んだ遺伝子が亜門さんにも
流れていることでしょう 亜門さんも年上に恋するなら
早くしないと ずいぶんお姐さんになりますが。。。