中退共と企業型DCの掛金負担額の比較です。
・定年・・・・・・・60歳
・勤続年数・・・・・42年
・平均退職金・・1,000万円
・退職金算定基礎給と支給率
・・・東京都の統計資料(300人未満の企業の平均額)より作成
■中退共(運用利回り1%)
従業員1人の掛金総額・・・842万円
■企業型DC(運用利回り2%)
従業員1人の掛金総額・・・708万円
企業型DCの方が、134万円少なくて済みます。
でも、手数料とか投資教育の費用とかという声もありますよね。
例えば、100人の企業で企業型DCを総合型で導入した場合、
運営管理機関に毎年払うランニングコストは、年額51万円※ですので、
従業員1人に対して5,100円です。
42年間で214,200円となります。
このほかに、初期費用(イニシャルコスト)が3万円※ですので、こちら
は1人当たり300円です。
よって、従業員1人の手数料合計は214,500円となります。
先ほどの中退共と企業型DCの掛金負担額の差額の134万円から手数料
合計額の214,500円を引くと、1,125,500円となります。
さて、投資教育にかかる費用は?ということになります。
結論を言えば、従業員1人に対して、112万円もかからないです。
→続く
※手数料については、あいおい損保の総合型を参考にしています。
比較的安いと思います。SBI証券も安いようです。