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相関係数の計算にチャレンジしよう!(2)

2010-03-16 10:14:10 | 運用

ファンドA、B、Cの過去2年間四半期のリターンは以下の通りです。

  年    期間    A      B      C
_________________________________________________________________________

 2008   1~3   1.30%   -17.10%  -20.90%
       4~6   -1.30%    8.80%    3.90%
       7~9     ・     ・      ・
      10~12     ・     ・      ・ 
  2009  1~3      ・     ・      ・ 
        4~6      ・      ・       ・
       7~9      ・     ・      ・
      10~12     ・      ・      ・            
すみません。・・・のところは、数字をそろえてアップできなかったので、
   ・・・にしました。

次の相関係数の計算では、小数以下第3位を四捨五入しています。

ファンドAとBの相関係数は、ρAB=CORREL(Aの列:Bの列)=-0.53
ファンドBとCの相関係数は、ρBC=CORREL(Bの列:Cの列)=0.92
ファンドCとAの相関係数は、ρCA=CORREL(Cの列:Aの列)=-0.54
                       
ファンドAは、国内債券のインデックスファンド
ファンドBは、国内株式のインデックスファンド
ファンドCは、外国株式のインデックスファンド です。

ファンドAとB、ファンドCとAは、相関係数がマイナスの値を取っている
ので、『相関が低い』ということです。
つまり、国内債券と国内株式、国内債券と外国株式は同時に同じ方向
に動きにくいということで、債券と株式を組み合わせると効率的にリスク
を分散することができるということになります。

逆に、ファンドBとC、つまり国内株式と外国株式は『相関が高い』ので、
この二つだけの組み合わせでは、リスクの分散は難しいということにな
ります。

相関係数が分かったところで、ファンドのリスク=標準偏差=σを計算
してみましょう。   
             続く





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