ポートフォリオのリスクは、リターンや手数料と同じように、加重平均
して計算するのではありません。
次のような計算を行います。
・資産A、B、C
・ウエイト(=資産割合):WA、WB、WC
・リスク:σA、σB、σC
・相関係数:ρAB、ρBC、ρCA
(σABC)^2=WA^2*σA^2+WB^2*σB^2+WC^2*σC^2
+2*WA*σA*WB*σB*ρAB
+2*WB*σB*WC*σC*ρBC
+2*WC*σC*WA*σA*ρCA
※^2は2乗、*は×
う~ん、この計算、面倒ですよね。
しかし、やらなければポートフォリオは完成しない。
冬季オリンピックの選手の活躍を見習って、やるしかないです。
相関係数とは、資産あるいはファンドが同時にどのような動きをするか
を数値化したものです。
『相関が低い』とは、同時に同じ方向に動きにくいということです。
相関係数が小さいほど、より効果的にリスク分散ができます。
ポートフォリオのリスクは、構成する資産のリスクの加重平均より
小さくなるといわれています。
ここで、問題は相関係数です。
相関係数には、エクセル=表計算ソフトに組み込まれている関数を
使います。
続く