手数料は、運用の良くても悪くても必ずファンドから差し引かれます。
つまりマイナスのリターンで、コンスタントに投資リターンに悪影響を
与えます。
手数料=コストを信託報酬のみと仮定して計算してみましょう。
信託報酬は、ファンドから日々差し引かれていますが、計算するうえで、
便宜的に年一度引かれるものとしています。
100,000万円を次の二つの条件のファンドで運用したとします。
A:リターン=5% 手数料(信託報酬)=0.5%
B:リターン=10% 手数料(信託報酬)=1%
運用期間は30年です。
リスクは考慮せず、それぞれのリターンで運用できた場合、手数料の
影響はどうなるでしょうか?
まず受取額は、
A→ 371,853円
B→1,290,733円 です。
Bのほうが10%運用なので、当然受取額も大きいです。が。。。
手数料が引かれない場合は、
A→ 432,194円
B→1,744,940円 です。
30年間の手数料合計は、
A→ 60,341円
B→454,207円
手数料がなかった場合の元利合計で手数料を割ると、
A→14%
B→26% ということになります。
「こんなに多いの!」
手数料=コストは、常にマイナスのリターンとなることに注意してください。