褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 橋の上の娘(1999) かなり危険な恋愛映画です

2011年09月12日 | 映画(は行)
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 男女の恋愛なんていうのは清い交際では長続きしないもの。時には大いなる刺激が必要だ。さわやかな恋愛映画ばかり観るのは退屈だから、時々は猥雑な映画を観たくなるのとよく似ているかもしれない。こんなことを書くと誤解を受けるかもしれないけれど、今回紹介する橋の上の娘はちょっとばかり刺激的な恋愛映画です。
 次から次と男を渡り歩きながら成就しないことに絶望感を抱いてしまう若い女性と売れない中年芸人の男性との出会い。そんな2人が繰り広げる恋愛模様が危険で、SM的。モノクロな映像が更にスタイリッシュさに磨きをかけます。
 ちなみに監督はフランスの名匠パトリス・ルコント彼の作品は髪結いの亭主仕立て屋の恋など派手さは無いが、職人的な監督さん。近頃は大金を掛けた大掛かりな映画が多いですが、彼のような監督は貴重な存在なのでまだまだ頑張って欲しいです。

 ムチで叩かれて喜ぶ人が多いと思いますが、ナイフ投げがこんなにエロティックだったのかと驚く橋の上の娘を紹介します

橋の上の娘 [DVD]
ヴァネッサ・パラディ,ダニエル・オートゥイユ
ショウゲート


 パリ、セーヌ川の橋の上にて、若い女性のアデル(ヴァネッサ・パラディ)は男運が悪いことに絶望して飛び降り自殺をしようとしている。
 そこを通り掛ったのが、どこかさえない感じの中年男のガボール(ダニエル・オートゥイユ)。彼は売れないナイフ投げの曲芸師であり、アデル(パラディ)の命を助ける。

 ナイフ投げの的を探していたガボール(オートゥイユ)はアデル(パラディ)をスカウト。自らの命を彼に助けてもらったアデル(パラディ)は危険を感じながらもガボール(オートゥイユ)の求めに応じる。彼ら2人は巡業へ出るが、それ以来2人は馬鹿ヅキ状態。
 彼らの興行は行く先々で観客に大うけでギャラはうなぎ上り、さらにルーレットは勝ちまくり多少ナイフ投げによってアデル(パラディ)は傷を受けるが、そんなことも何時の間にか喜びに変わってしまう

 しかし、アデル(パラディ)の男癖はガボール(オートゥイユ)と出会った後も変わらない。彼女は行く先々で男を求め、やがて2人のコンビも解消の危機に陥るが・・・本当にこんな運命ってあるんだと思わせる展開は映画を観てください



 ナイフ投げの的になるヴァネッサ・パラディの表情がエロい。ナイフが突き刺さる?度にアップになる表情がとにかく良いですフランス映画と言えば最後は悲劇的なエンディングが多くて落ち込むことがありますが、この映画のエンディングは生きる希望が湧いてきます。
 それにしてもセーヌ川って良い場所ですねわざわざセーヌ川にまで行かなくても日本にもたくさん川に架けられた橋があります。この映画を観るとナンパ橋に行きたくなります

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