褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 その土曜日、7時58分(2007) 濃密なサスペンス映画です

2014年03月02日 | 映画(さ行)
 十二人の怒れる男未知への飛行ネットワークなど多くの社会派サスペンス映画などの名作を世に遺してきた巨匠シドニー・ルメット監督の遺作が今回紹介する映画その土曜日、7時58分。先日薬物多量摂取によって46歳という若さで死んでしまったフィリップ・シーモア・ホフマン主演にして、重厚かつ丹念な作りが非常にサスペンス感を盛り上げる傑作だ。ちなみに本作はR-18指定を喰らってしまっているが、なぜかは映画が開始した瞬間にわかる。

 最近のハリウッド映画はやたら家族の大切さを謳った作品が多いような気がするが、現実は離婚してしまう夫婦が多いなど家庭崩壊している家族が殆んど。そんな国が制作する映画においては、家族の大切さを描いた映画よりも破滅へ向かっていく家族の様子を描いた本作のような内容の方が偽善を感じなくて済むし、しかも観ている最中は全く気にならなかったのだが、単細胞的な考えしか思いつかない馬鹿兄弟のオッチョコチョイ振りが、いかにもアメリカ人らしくて非常に楽しい。

 大金の必要性に迫られた兄貴が、いつも借金苦にあえでいる弟に『計画は完璧だ!』と言ってそそのかし、強盗犯罪を企てるストーリー。しかし、観ている誰もが話が進むに連れて、きっとこのように思うはずだ。これの何処がカンペキなんだ、ハァ~?計画とは名ばかりで、行き当たりバッタリ過ぎて笑えるし、そもそもこれが計画って言えるのか。だいたい強盗しようとする場所がコメディ並みの発想だし、しかも強盗の結末が最悪すぎて大笑い、では無くて悲しすぎる。
 実は本作は強盗犯罪がメインの映画では無い。完璧だったはず?の犯罪計画の思わぬ誤算により、各々の人間の心に潜む欲望をあぶり出し、そしてボロボロに破滅へ向かって転落していく家族の様子を見て、我々はあることに気付く。やっぱり悪い時は何をしてもダメなんだ、と言う当たり前の事に。

 破滅へ向かっていくと言っても、実は元々既に完全に崩壊していたように俺には思えたのだが、ある家族における悲劇の連鎖反応を描いたストーリーとは如何なるものか。
 アンディ(フリップ・シーモア・ホフマン)はある会社の重役であるが、近日中に会社の会計監査があることにビビッていた。彼は従業員の金を横領しており、金の資金繰りに困っていたからだ。またアンディ(フリップ・シーモア・ホフマン)の弟ハンク(イーサン・ホーク)も金に困っていた。元妻との娘が通っている私立高校の学費を払うことができず、養育費も払うことが出来ず、、度々兄貴のアンディ(フリップ・シーモア・ホフマン)に金を借りていた。
 アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は起死回生の一発を放つために、弟ハンク(イーサン・ホーク)にある犯罪計画の提案をする。それはある宝石店から大金と宝石を強盗すること。とある理由から簡単に成功するはずだったのだが、事態は想像もしていない展開に転がって行ってしまう・・・

 ちなみにタイトル名は、まさに強盗を実行する時の曜日と時間を表わしている。ちなみに本作の構成は強盗事件の数日前の描写が描かれていたり時間軸がバラバラに飛んだりしているが、なかなかこの描き方が妙にサスペンスを盛り上げる。人によってはその構成がややこしいと思う人がいるかもしれないが、頭の中で整理するのは比較的簡単なように丁寧に作られているので何が何だかわからないことにはならないはずだ。
 強盗シーンが決してメインでは無いが、なかなかの迫力。そして本来の主題である強盗事件をきっかけに兄弟、父子、夫婦間などに暴かれる各々の思惑、欲望、事実が浮かびだされる展開は見事。そして、ストーリーが進むに連れてアチャ~と思うシーンの連発。観ている最中はどんな結末を用意しているのかと思っていたのだが、なるほどそう来たか!と思える締め方も良かった。
 フィリップ・シーモア・ホフマンって最近死んだことぐらいの知識しか無い人、シドニー・ルメット監督の遺作と聞いて心が惹かれた人、特にハッピーエンドな作品に見飽きた人にはその土曜日、7時58分はお勧めだ

その土曜日、7時58分 コレクターズ・エディション [DVD]
フィリップ・シーモア・ホフマン,イーサン・ホーク,マリサ・トメイ,アルバート・フィニー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


その土曜日、7時58分 [Blu-ray]
フィリップ・シーモア・ホフマン,イーサン・ホーク,マリサ・トメイ,アルバート・フィニー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督は前述しているように巨匠シドニー・ルメット。アメリカ人の正義と良心に感動できる十二人の怒れる男、核戦争の恐怖を描いた未知への飛行、アル・パチーノ主演の異様な緊迫感で実話を基にした銀行強盗映画狼たちの午後、これまたアル・パチーノ主演の警官の汚職に1人で立ち向かう実話を基にした刑事映画セルピコ、まるで現代を予見したようなメディアの暴走とその裏側を描いたネットワーク、ポール・ニューマン主演のすっかり落ちぶれた弁護士が自らの正義、誇りを取り戻そうと奮闘する法廷映画の傑作評決などお勧め映画多数。その傑作群はまさに巨匠と呼ぶに相応しい映画監督です。

 主演は先日46歳の若さで亡くなってしまったフィリップ・シーモア・ホフマン。アカデミー主演男優賞に輝いたカポーティ、名女優メリル・ストリープと堂々と渡り合ったダウト〜あるカトリック学校で〜、トム・クルーズ主演のミッション:インポッシブル3における悪役など印象に残る演技、名作が多数です。本当に若くして亡くなったのが勿体ない。

 フィリップ・シーモア・ホフマンのダメ弟役にイーサン・ホーク。ジュード・ロウ、ユマ・サーマン共演の決して諦めてはいけない精神を学べるSF映画ガタカ、ヴァンパイアが多数存在して人間がマイノリティの存在になってしまった素っ頓狂な世界を描いたデイブレイカーがお勧め。

 馬鹿兄弟のお父さん役で名優アルバート・フィニー。本作と同じくシドニー・ルメット監督で名女史のアガサ・クリスティの有名推理小説原作のオリエント急行殺人事件のエルキュール・ポワロ役で有名で、映画の方もお勧め。他にコーエン兄弟監督の異色ギャングムービーのミラーズ・クロッシング、ティム・バートン監督、ユアン・マクレガー主演のとっても素敵な気分になれるファンタジー映画のビッグ・フィッシュがお勧め。

 フィリップ・シーモア・ホフマンの妻役でマリサ・トメイ。なんだか昔は親しみやすい可愛い子ちゃんのイメージがありましたが、本作ではすっかり大人の女性の色気を出しまくっていました。若い頃の作品ではジョー・ペシ共演のいとこのビニーがお勧め。比較的最近ではダーレン・アロノフスキー監督、ミッキー・ローク主演のレスラーのストリッパー役がとても良かったです。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします




 



 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬 阪急杯予想 ここも一気の逃げ切りに期待

2014年03月02日 | 競馬予想

阪急杯予想


 短距離の絶対王者のロードカナロアが引退して、今年の短距離戦線は非常に混沌としていてる。さて、今年の短距離界を引っ張っていくのはどの馬か?今回の阪急杯から出てくるのか?そんな見方をすれば今回は非常に楽しいレース。しかし、メンバー表を見ると最内枠にコパノリチャードが居るが、この馬の単騎逃げが見えている。有力馬に差し馬が多く、この馬の楽逃げが決定的。ちょっと、この馬が負ける気がしないので、今回は1着固定のフォーメーションで買うのが正解のレースか

 ◎ 1 コパノリチャード
 △ 2 バーバラ
 △ 5 マヤノリュウジン
 △10 ガルボ
 △11 エピセアローム
 △13 ダノンシャーク
 △14 カレンブラックヒル
 × 6 サンカルロ
 × 7レッドオーヴァル

 本命は1番のコパノリチャード。最内枠、前走の結果、相手を見渡すとこの馬の単騎逃げ。展開は向くし、阪神の内回りコースならこの馬の逃げ込みが濃厚か。馬主のDr・コパさんは先週のフェブラリーSで勝つなど勢いに乗っているし、鞍上の浜中ジョッキーも昨日のアーリントンCで勝つなど、勢いに乗りまくっている。全く公私共に勢いの欠片も見られない俺は、もう勢いに乗っている人に付いて行くしかない。ここは俺が厄病神として嫌われても、幸運を呼んでくれそうな人に乗っかってしまうのだ

 △評価で抑えておきたい馬として2番のバーバラは押さえたい。デビュー戦を除いて1200M戦に使われているが、どうやら200Mでも距離が延びるのは良いのではないか?この距離なら出たなりで中団ぐらいには付けられそうだし、枠順、内に逃げ馬がいる枠の並びも良い。重賞でも好成績を収めているので、決してこのメンバーでも能力的に引けをとることはないだろう。穴馬として一考するのもお勧めだ。
 他に14番のカレンブラックヒルはなかなか調教の動きは良かった。今回走らなかったら、もう終わった馬としてみて良いだろう。復活の兆しを見せるとすれば今回だ。2着には押さえておくのが賢明だ。

 買い目 1着固定フォーメーション
 1着 1
 2着 2、5、10、11、13、14
 3着 2、5、6、7、10、11、13、14              買い目 42点

にほんブログ村 競馬ブログへ
     
 人気ブログランキングに参加しております。どうかクリックお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬 中山記念予想  いよいよ楽しくなってきました

2014年03月02日 | 競馬予想

中山記念予想


 いよいよ強い馬が始動してきて競馬がますます楽しくなって来た。馬券の方は今年はスタートダッシュから躓いてしまった感が強いが、俺の本領発揮はこれから。ここからでかい配当の馬券をドンドン的中させてやる。それにしても今年の中山記念は現役バリバリのGⅠホースが4頭(?)登場してくるように非常に質の高いメンバーが揃った。他にも中山巧者や実力馬やこれからの活躍が期待出来る馬など予想する者にとっては難解なレースではあるが、非常に予想のしがいがあるレースだ。
 さて、展開はトウケイヘイローの単騎逃げは間違いないところ。距離の1,800Mと良い、コーナーを4回るコース形態と良い、展開も向きそうと良いことばかり。難解なレースと自分で書いておきながら、実は本命馬は簡単に決まった。むしろ人気しそうな有力馬の消去作業がけっこうな悩みどころか。

 ◎ 11 トウケイヘイロー
 ▲  6 カレンミロティック
 ▲  9 アルキメデス
 ▲ 12 ダイワマッジョーレ
 △  1 ヴェルデグリーン
 △  8 ナカヤマナイト
 △ 10 ユールシンギング
 △ 14 エアソミュール
 ×  2 ダイワファルコン

 人気しそうで要らない馬
 4 ジャスタウェイ
 5 ロゴタイプ

 本命馬は11番のトウケイヘイロー香港C以来の3ヶ月振りのレース。そのレースでは世界の強豪相手に2着と逃げ粘った。去年の天皇賞(秋)は自らが作ったハイペースでは全く粘れなかったが、今回は競りかけてくる馬も見当たらず、舞台設定もこの馬には最高。まさにこの馬のためのコース、距離のレース設定。確かに相手関係は骨のあるメンバーが多数登場してきたが、今年は更なる飛躍が見込める馬。名手武豊の絶好のペース配分による芸術的な逃げに酔いしれるのが今回のレースの正しい観戦の仕方。かなり自信のある本命だ。

 正直◎は固いと思うのだが、それではあまりにも面白味に欠ける。逆転候補を単穴として挙げておくのが楽しい競馬の観方だろう。
 まずは6番のカレンミロティック。前走の有馬記念は不本意なレースになったが、それでもあの強豪たちを相手に6着は踏ん張った方だろう。今回は2番手からレースを進めることになりそうだが、前々走の金鯱賞を勝ったように、自ら動いていける器用さがこの馬の長所。この器用さが中山コースでさらに生きる。自力で逃げ馬を捕まえに行って、後続の追い上げを何処まで封じ込めることができるか。実はこの馬の動くタイミングによってガラッと展開が変わってくる。個人的には非常に注目の1頭。勝たれても不思議ではない。

 次に6番のアルキメデスを挙げる。古代ギリシャの物理学者の名前から取られたネーミングに陣営の期待の大きさがわかる1頭。ただ今休養を挟みながら4連勝中と伸び盛りの1頭。今回のレースの結果如何では今年の大活躍が見込まれる1頭だ。既に重賞を制覇しており、今回は強敵相手に今後を占う試金石の一戦か。5歳でありながら、まだまだキャリアは意外に浅い。実はメチャクチャ強かったなんてことを後から知ったんでは遅い。底を見せていないだけにこの馬にはこれぐらいの評価をしておきたいところだ。アッサリ勝たれる可能性ある。

 次に12番のダイワマッジョーレマイルCSで2着に来ているように既にGⅠ級の能力を持っている馬。それなのに距離の1,800Mが嫌われたのか、かなり
人気を落としている。しかし、中山コースの1,800Mなら距離の延長も大して不安にならない。立ち回りの上手さは中山コース向き。悲願のGⅠ制覇に向けて今回も無様なレースは見せられない。本命馬を逆転することも可能だ。

 △、×評価は中山コースが得意そうな馬を中心に選ぶ。

 人気しそうでいらない馬
 まずは昨年の天皇賞馬である4番のジャスタウェイ。その天皇賞(秋)のレースでは並み居る強敵の馬をぶっこ抜く強さを見せた。あのレースを見ていて、この馬ってこんなに強かったっけ?なんて不思議に思ったのは俺だけではあるまい。しかしながら、どうも中山コースがこの馬に合っているとは思えない。あの鮮烈な末脚はやはり東京コース向き。しかも展開がこの馬には合わない可能性が高い。今回は思い切って評価を下げる。

 次に昨年の皐月賞馬であるロゴタイプ。しかしながら去年は夏の札幌記念を使ったダメージが大きく、それ以来のレース。いくら休養明けは今まで結果を出しているといっても、今回は今までの休養明けとは違う。いきなり能力を発揮できるだろうか?個人的にはもう一叩き必要だと思うのだが。期待よりも不安の方が今回は大きいので今回は評価を下げてしまうのが賢明だ。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 11
 2着  1、6、8、9、10、12、14
 3着  1、2、6、8、9、10、12、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、9、12
 2着 11
 3着 1、2、6、8、9、10、12、14          合計 70点

にほんブログ村 競馬ブログへ
     
 人気ブログランキングに参加しております。どうかクリックお願いします。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする