褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 赤ちゃん教育(1938) ドタバタコメディ

2025年01月11日 | 映画(あ行)
超昔の映画にして、ドタバタコメディにして、ナンセンスなギャグが繰り広げられるのが今回紹介する映画赤ちゃん教育。タイトル名だけから想像すると、新婚夫婦の子育て奮闘記を思わせるかもしれないが、我々が想像するようなベイビーなんか出てこない。もっと違う形でベイビーが登場する。
 とにかく最初から最後までエンジン全開でギャグのオンパレードで、しかもテンポが速い。流れるような台詞と洪水のように出てくるギャグの数々。けっこうノリツッコミのギャグも出てくるのに驚いた。

 主役のケーリー・グラントの慌てぶりとキャサリン・ヘプバーンのわがままが笑えるストーリーの紹介を。
 博物館に勤める生物学者デイヴィッド(ケーリー・グラント)は明日に結婚を控えている身。これから100万ドルの寄付を願い出るためにビーボディ弁護士とゴルフをし、その後に呑み会の約束をしていたのだが、ゴルフの最中にたまたま出会ったスーザン(キャサリン・ヘプバーン)の我がままに振り回されてしまい・・・

 スーザンの我がままな行動にドン引き。デイヴィッドのゴルフボールを勝手に打ってしまい、車は平気でぶつけて、人の家の窓ガラスに石を投げる等のやりたい放題。そのおかげでデイヴィッドは肝心のビーボディ弁護士となかなか出会えない。しかも、明日結婚を控えているのにスーザンから気に入られてしまう。この2人のドタバタだけでも大騒ぎだが、他人を巻き込んだり、動物までが絡んでくるから更に大変だ。とくにベイビーの存在が更なる笑いの渦に持っていく。
 デイヴィッドが大事な日が明日に控えているのに、『何でこんなことになったんだ』と度々ボヤいているが、実は俺も見ていて何でこんな事になるのかわからなかった。前半はスーザンの我がままに見ているコッチが腹を立てるので少しぐらいしか笑えないが、ベイビーが登場してからは大いに笑える。そして最後の最後のオチも見事に決まっている。その場で思いついたようなギャグもあったように見受けられたが、全体的には非常に計算された笑いの演出。1930年代から1940年代にかけて流行ったスクリューボール・コメディの傑作として赤ちゃん教育をお勧めに挙げておこう

 監督はハワード・ホークス。映画史に遺る偉大なる映画監督。本作と同じくケーリー・グラント主演のコンドル、西部劇赤い河、エンターテイメントに徹したリオ・ブラボー、ギャング映画の傑作暗黒街の顔役、ハンフリー・ボガード主演のサスペンス映画三つ数えろ等お勧め多数です

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